レスリング女子W杯が11月16日に開幕|日本は大会5連覇&11度目の頂点をめざす

東京五輪内定の川井梨紗子が主将としてチームを牽引

日本が過去10回の優勝を誇る国別対抗団体戦のレスリング女子ワールドカップが11月16日、17日に千葉県成田市の中台運動公園体育館で開催される。すでに東京五輪代表が内定している川井梨紗子&友香子姉妹と皆川博恵も出場予定の今大会。優勝候補の中国と同組となった予選リーグを勝ち抜き、5連覇達成を狙う日本勢の戦いに注目が集まる。

リオデジャネイロ五輪63キロ級の金メダリスト川井梨紗子(右)が日本代表のキャプテンを務める
リオデジャネイロ五輪63キロ級の金メダリスト川井梨紗子(右)が日本代表のキャプテンを務めるリオデジャネイロ五輪63キロ級の金メダリスト川井梨紗子(右)が日本代表のキャプテンを務める

2014年から4連覇中の日本、ケガ人続出で真価を問われる大会に

2001年から、レスリング女子ワールドカップ(以下W杯)は2016年を除き毎年行われている。各チーム10階級で対戦する国別対抗戦で、今年は11月16日と17日に千葉県成田市の中台運動公園体育館にて開催される。レスリング大国の日本は2014年から4連覇中。今年は5連覇と通算11回目の優勝をめざして戦う。

大会はまず1日目に、事前に組み分けられている3カ国が総当たりで対戦し、2日目に順位決定戦が実施される。日本は中国、ウクライナと同居するA組に入っている。B組にはアメリカ、モンゴル、ロシアが組み分けられた。

群馬県高崎市の高崎アリーナで開催された2018年大会は、マット外での騒動に揺れるなかで臨んだ。

日本レスリング協会の栄和人元強化本部長が体調不良により参加を辞退。代わりに笹山秀雄監督が指揮を執った。それでも日本は予選リーグを3戦全勝で1位通過すると、中国との決勝戦に6-4で勝利。50キロ級の入江ゆきと53キロ級の奥野春菜がフォール勝ちして流れをつかむと、川井友香子と川井梨紗子らがポイントを重ね、優勝を手繰り寄せた。

川井梨紗子の妹・友香子(左)は62キロ級で出場。姉とともにすでに東京五輪出場の内定を決めている
川井梨紗子の妹・友香子(左)は62キロ級で出場。姉とともにすでに東京五輪出場の内定を決めている川井梨紗子の妹・友香子(左)は62キロ級で出場。姉とともにすでに東京五輪出場の内定を決めている

川井姉妹&皆川博恵の東京五輪内定組に注目

5連覇をめざす今大会で日本のキャプテンを務めるのは、川井友香子の姉でもある57キロ級代表の川井梨紗子だ。リオデジャネイロ五輪63キロ級の金メダリストであり、2019年9月の世界選手権では57キロ級を制してすでに東京五輪への出場権を獲得している。

川井姉妹の姉・梨紗子は、62キロ級で出場した2018年のW杯では、決勝の中国戦を含め3勝を挙げてチームの優勝に貢献。今大会でも日本勢を牽引する活躍が期待される。また、彼女自身にとっても東京五輪前の貴重な実戦の場だ。日本と同じA組に入った中国の57キロ級には、世界選手権の決勝で激突した丁寧寧(ロン・ニンニン)が参加予定で、世界女王の川井と言えども油断は許されない。

姉と同じく東京五輪に内定している妹・川井友香子(62キロ級)と皆川博恵(76キロ級)も今大会のエントリー選手だ。川井友香子はメダル獲得で東京五輪代表内定となる世界選手権において、3回戦で敗れたものの、敗者復活戦に回り、3位入賞で姉の梨紗子とそろって東京五輪行きの切符をつかみ取った。W杯は2017年から3大会連続の出場となり、2017年は60キロ級で4勝、2018年は59キロ級で3勝を挙げている。皆川は、32歳で初めてオリンピック代表に内定した遅咲きのレスラーだ。女子の重量級選手が世界選手権で決勝に進出したのは2006年の浜口京子以来、13年ぶりの快挙で、今大会でのプレーにも注目が集まる。

一方で、今年の世界選手権を戦った入江ゆき(50キロ級)、向田真優(53キロ級)、土性沙羅(68キロ級)はいずれも故障の影響で今大会を欠場する。経験豊富な実力者を複数名欠いたなかで日本は連覇記録を伸ばすことができるか、選手層の厚さが問われる大会となる。

53キロ級で出場する奥野春菜。世界選手権では2017年から2連覇を果たし、2019年の世界ジュニア選手権でも金メダルを獲得している実力者だ
53キロ級で出場する奥野春菜。世界選手権では2017年から2連覇を果たし、2019年の世界ジュニア選手権でも金メダルを獲得している実力者だ53キロ級で出場する奥野春菜。世界選手権では2017年から2連覇を果たし、2019年の世界ジュニア選手権でも金メダルを獲得している実力者だ

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