大坂なおみだけじゃない!2020年東京オリンピックで活躍が期待される日本女子テニス選手たち

2020年東京オリンピックでのテニス競技で、日本女子で活躍が期待されるのは大坂なおみだけではない。しかもシングルスだけでなく、ダブルスでは特に有力なメダル候補となり得る選手もいるので紹介していこう。

2020年東京オリンピックで活躍が期待される日本女子テニス選手たち
2020年東京オリンピックで活躍が期待される日本女子テニス選手たち2020年東京オリンピックで活躍が期待される日本女子テニス選手たち

女子も、オリンピックのテニス競技は64ドロー

プロテニスプレーヤーのオリンピック出場の決まり方は、女子も男子と同じように、世界ランキングに基づいて行われ、ローランギャロス(全仏)直後、6月第1週の世界ランキングによって決まる。東京オリンピックでは、2020年6月8日付けのWTAランキングによって決まることになる。

競技は64ドローで行われるが、世界ランキング上位56人がストレートイン、ITF国際テニス連盟の推薦枠が8人だ。1カ国につき4人までの出場という枠が設けられている。

一方、ダブルスは、WTAダブルスランキングのトップ10選手はストレートインできる。それ以下は、ペアの合計ランキングが高い順からエントリーされる。

オリンピックに出場するには、前回オリンピックからの4年間で、国の代表に3回以上選ばれていることが必要で、女子では、国別対抗戦フェドカップの出場経験が必要となる。

そして、オリンピックでは賞金を得ることはできないが、世界ランキングに必要なポイント女子ではWTAポイントを得ることができたが、2016年リオデジャネイロオリンピックでは、ポイントを獲得できなくなった。

女子シングルスでは、大坂なおみが有力なメダル候補

大坂なおみ(WTAランキング5位、12月31日付け、以下同)は、22歳で東京オリンピックを迎えることになり、年齢的なタイミングも申し分なく、けがさえなければ、プロテニスプレーヤーとして一番成長できる時期に東京でプレーすることができる。

身長180cmから繰り出されるサーブは強力で、対戦相手にとっては脅威だ。また、フォアハンドストロークも、相手をねじ伏せるようなパワーがあり、有力なメダル候補になるだろう。2018年USオープンで初優勝して日本人初のグランドスラムチャンピオンになった大坂は、今や日本だけでなく世界中から注目される選手になった。その彼女が、初めてのオリンピックで、しかも東京でのオリンピックで、どんなプレーを見せるのか本当に楽しみだ。

大坂なおみ選手
大坂なおみ選手大坂なおみ選手

24歳の日比野菜緒(114位)が、日本女子選手の中でも特にオリンピック好きとして知られている。日比野は、20歳の時にWTAタシケント大会でツアー初優勝をして、日本女子で9人目のツアー優勝者になった。そして、最大の目標に定めていた2016年リオデジャネイロオリンピックで、念願のオリンピック初出場を果たし、1回戦を勝って2回戦に進出した。

「絶対オリンピックです。日本代表として、その国を背負ってプレーすると考えただけでも、かっこいいなと思いますね。テニス選手として、25歳(日比野は1994年11月生まれ)は、一番いい時期だと思うんです。そこに東京オリンピックがあるのは、すごく幸せなことだと思います。それに向かって頑張れるだけでも、すごく幸せだなと感じます」

こう語る日比野は、東京で2回目のオリンピック出場を狙う。

27歳の土居美咲(128位)は、左利きのトップスピンのよくかかったフォアハンドストロークが武器にしている選手。24歳の時に、WTAルクセンブルク大会でツアー初優勝をして、日本女子選手によるツアー優勝は、土居が10人目となった。2016年リオデジャネイロオリンピックに初出場し、1回戦を勝って2回戦に進出した。

日本女子ダブルスでは、“みゆまこ”ペアに期待

一方、女子ダブルス(32ドロー)では、楽しみな選手が多く、大坂同様にメダル獲得の可能性があるのが24歳の二宮真琴(ダブルス20位)だ。二宮は、フォアハンドストロークと前衛での素早い動きから決めるポーチが魅力だ。彼女は、2017年ウィンブルドン女子ダブルスでベスト4、そして、2018年ローランギャロスの女子ダブルスで準優勝を果たした。その直後に、ダブルスに専念する大きな決断を下し、2020年東京オリンピックでメダルを狙いたいと宣言した。

二宮真琴(左)と加藤未唯(右)
二宮真琴(左)と加藤未唯(右)二宮真琴(左)と加藤未唯(右)

「日本開催というのは、私の中では大きいですね。自分が、ダブルスのトップ10に入っていれば、パートナーを自分で選ぶことができるので、とりあえずはそこを目指したいです」

こう語った二宮のダブルスパートナーになることが決まっているのが、24歳の加藤未唯(ダブルス45位)だ。フォアハンドストロークが強力な選手で、ガッツあふれるプレーをする。加藤は、2017年オーストラリアンオープン女子ダブルスでベスト4に進出。さらに、東京で開催された2018年パン パシフィック オープンでは、二宮と組んで初めて日本人ペアによる優勝を実現させた。

東京での準優勝後に、二宮は、「未唯ちゃんとはこれからも組んでいきたい」とラブコールを送って、「真琴と一緒に東京オリンピックでメダルを取りたい」と加藤は快諾し、“みゆまこ”ペアで、東京オリンピックでのメダル獲得を目指すことになった。

日比野、二宮、加藤は同い年で、いわゆる“テニスの1994年組”だ。才能が豊かな女子選手が多く楽しみな存在で、2020年東京での活躍が期待される。

最後に、東京オリンピックでは、ミックスダブルス(16ドロー)が行われることも決まっており、もしからしたら、錦織圭と大坂のドリームペアも実現するかもしれない。

また、2018年からグランドスラムのミックスダブルスで一緒にプレーするようになった、マクラクラン勉と二宮のペアが出場する可能性もある。2人ともダブルススペシャリストなので、コンビネーションが良くなっていけば、東京ではメダル候補になるかもしれない。

文=神 仁司(Hitoshi KO)

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