山口浩勢: 箱根駅伝の5人抜き経験者は、3000メートル障害走のエースをめざす

駅伝と障害走で確かな実績を残すマルチランナー

箱根駅伝やニューイヤー駅伝を経験してきた山口浩勢(こうせい)は、障害走でも実績を残してきた。2018年には3000メートル障害で自己ベストを更新し、アジア競技大会にも出場。自分の走りに対する自信を深めるなか、2019年以降のさらなる飛躍をめざしている。

大学時代は箱根駅伝でも活躍した山口は今、そのスピードを障害走に生かしている
大学時代は箱根駅伝でも活躍した山口は今、そのスピードを障害走に生かしている大学時代は箱根駅伝でも活躍した山口は今、そのスピードを障害走に生かしている

箱根駅伝で2年連続5人抜きを達成

山口浩勢(こうせい)という名前に、熱心な駅伝ファンならピンとくるかもしれない。城西大学時代には箱根駅伝で活躍した。2011年の第87回大会、2012年の第88回大会でいずれも4区を走り、区間4位。それぞれ5人抜きを達成した。

卒業後の2014年に愛三工業に進み、現在は陸上競技部のキャプテンを務めている。元日恒例のニューイヤー駅伝でも活躍しており、2019年の大会では1区を走って区間3位の力走を見せた。

箱根駅伝やニューイヤー駅伝を走る選手ならマラソンにも挑戦しそうなものだが、山口はハーフマラソンまでしか走ったことがない。マラソンは未経験だ。

山口はハードルや水濠を乗り越える障害走を得意としている。大学時代もこの競技で実績を残しており、関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)では男子1部の3000メートル障害で4連覇を達成した。2年次には日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)を制している。最近では、2018年7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会の2000メートル障害で、5分32秒32の日本記録を樹立した。

2018年はアジア大会も含め19本のレースを経験

2018年6月、日本陸上競技選手権大会の3000メートル障害で8分34秒40という当時自己ベストを記録し、8月のアジア競技大会に出場。同年7月のレースで自己ベストを8分30秒98に更新し、「メダルが取れるように積極的なレースをしたい」と意気込んでアジアの舞台に臨んだが、結果は9位という不本意な成績に終わった。「準備したものを全く出せなかった」と悔やんだ。

それでも、山口にとって2018年は収穫の多い年だったようだ。出場したレースは合計19本。アジア大会出場や自身初のヨーロッパ遠征など海外でのレースも経験した。

1991年8月19日、愛知県出身。29歳を目前に東京五輪の開幕を迎えるマルチランナーは、自身のツイッターで「泥臭くやってきたことがやっと今になって結果に表れた」とつぶやいており、さらなる飛躍を誓っている。3000メートル障害の前回オリンピックの参加標準記録は8分30秒00で、日本記録は8分18秒93となっている。着実に成長を遂げている山口にとっては、双方とも十分に射程圏内だ。

  • リプレイ:ケンボイが男子3000m障害で金メダル

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