新型コロナで活動休止:休止したチームは? その期間は?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、スポーツイベントの中止や延期が相次いでいる。4月7日には日本政府より、特別措置法に基づき7都府県を対象に「緊急事態宣言」が発出された。ここでは各スポーツリーグやチームの現状と、休止期間について解説する。

新型コロナウイルス対策本部で発言する安倍首相
新型コロナウイルス対策本部で発言する安倍首相新型コロナウイルス対策本部で発言する安倍首相

コロナの影響でスポーツチーム活動休止するに至った全体的背景について

新型コロナウイルスの日本国内での感染拡大を受け、日本政府はスポーツをはじめとした大人数を集めるイベントの開催自粛を要請。それにより各スポーツ連盟・協会・リーグは開催中止や延期の措置をとり、各チームも活動の一時休止を決断するなどしている。また、スポーツ選手にも新型コロナウイルス感染者が出ており、感染者が出たチームは必然的に活動休止と選手、スタッフの自宅待機を余儀なくされている。

4月7日には日本政府より東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県を対象に、特別措置法に基づいた「緊急事態宣言」が発出され、16日には全国に拡大された。各チームの今後の動きが注目される。

斉藤惇NPBコミッショナーと村井満Jリーグチェアマン
斉藤惇NPBコミッショナーと村井満Jリーグチェアマン斉藤惇NPBコミッショナーと村井満Jリーグチェアマン

プロ野球の開幕時期は6月か

NPBは5月22日、"新型コロナウイルス対策連絡会議"での専門家チームからの提言を受け、12球団代表者会議を実施。代表者会議では、開幕日の決定には至らなかったものの、緊急事態宣言の解除後にできるだけ早く日程を発表したいとの意向が確認された。斉藤惇コミッショナーは、「6月中旬の開催を目指すことは決まっている」とコメントした。

選手からも感染確認、活動休止を発表したチームも

3月30日、阪神タイガースの藤浪晋太郎、長坂拳弥、伊藤隼太から新型コロナウイルスの陽性判定が出たと、球団より発表された。これがプロ野球選手では初の感染確認となった。これを受け阪神は、一軍、ファームとも当面の間活動を休止することを決定。選手、チームスタッフは原則自宅待機とし、不要不急の外出は控えるように指示した。

他チームについても、3日にNPBより発表された「開幕再延期」や、7日に日本政府より発出された「緊急事態宣言」を受け、チームとしての活動休止や、自主練習期間の設定を決断する可能性がある。

全体練習休止期間

<セ・リーグ>

  • 読売ジャイアンツ:当面の間
  • 東京ヤクルトスワローズ:当面の間
  • DeNAベイスターズ:当面の間
  • 中日ドラゴンズ:当面の間
  • 阪神タイガース:3月30日~当面の間
  • 広島カープ:当面の間

<パ・リーグ>

  • 日本ハムファイターズ:当面の間
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス:3月30日~当面の間
  • 埼玉西武ライオンズ:当面の間
  • 千葉ロッテマリーンズ:3月30日~当面の間
  • オリックスバファローズ:当面の間
  • 福岡ソフトバンクホークス:3月31日~当面の間

Jリーグの再開時期は6月下旬から7月の見込み

明治安田生命Jリーグは、4月3日午前にNPBと合同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議を実施。同会議での専門家よる、「4月中の開催は難しい」との助言を受け、会議終了後に村井満チェアマンは、公式戦再開をさらに延期することを発表した。再開時期については白紙としており、具体的な日程は定めていない。

Jリーグは第1節のみが開催されており、第2節以降は現在のところ延期となっている。Jリーグは5月29日の実行委員会で公式戦開催時期について議論を行うとしている。村井満チェアマンは、「公式戦開催まで、最低4週間から5週間程度の準備期間を設けたい」とコメントした。

選手からも感染確認、Jリーグは全チームが活動休止も5月15日から鳥栖が再開

3月30日、ヴィッセル神戸の酒井高徳が新型コロナウイルスに感染していることが判明。これがJリーガー初の感染確認となった。また、4月1日には、永石拓海(セレッソ大阪)、舩津徹也(ザスパクサツ群馬)の感染が確認された。これにより、チーム内から感染者が出たヴィッセル神戸とセレッソ大阪は、感染者確認直後からチームの活動を休止し、選手スタッフを自宅待機としている。活動再開時期については、所管保健所の指導のもと決定するとしている。

また、4月3日にJリーグより開催再開の延期が発表されたことや、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を鑑み、感染者が確認されていないチームも活動休止を決断。4月7日に日本政府より7都府県を対象に「緊急事態宣言」発令され、16日には全国へ拡大されたことを受け、J1とJ2の全チームがそれぞれ活動休止を発表している。国内の感染状況次第では、活動休止期間の延長も考えられる。また練習については、感染拡大防止のため、再開後も全チームが非公開としている。

J3のガイナーレ鳥取は、5月7日より段階的な活動再開を決定。11日からは、アルビレックス新潟、V・ファーレン長崎、福島ユナイテッドFC、ロアッソ熊本が、12日からカターレ富山が活動を再開した。

J1活動休止チーム

  • コンサドーレ札幌:4月14日~5月24日
  • ベガルタ仙台:4月4日~5月17日、18日より再開
  • 鹿島アントラーズ:4月7日~5月17日、18日より再開
  • 柏レイソル:4月4日~未定
  • 浦和レッズ:4月5日~未定
  • FC東京:4月7日~未定
  • 川崎フロンターレ:4月4日~未定
  • 横浜Fマリノス:4月7日~未定
  • 横浜FC:4月7日~未定
  • 湘南ベルマーレ:4月5日~未定
  • 清水エスパルス:4月15日~5月17日、18日より再開
  • 名古屋グランパス:4月8日~5月19日、20日より再開
  • ガンバ大阪:4月1日~5月24日、25日より再開
  • セレッソ大阪:4月2日~5月24日、25日より再開
  • ヴィッセル神戸:3月31日~5月24日、25日より再開
  • サンフレッチェ広島:4月14日~未定
  • サガン鳥栖:3月29日~5月14日、15日より再開
  • 大分トリニータ:4月7日~5月18日、19日より再開

J2活動休止チーム

  • モンテディオ山形:4月7日~5月17日、18日より再開
  • 水戸ホーリーホック:4月17日~5月18日、19日より再開
  • 栃木SC:4月5日~5月18日、19日より再開
  • ザスパクサツ群馬:4月1日~未定
  • 大宮アルディージャ:4月5日~未定
  • ジェフユナイテッド市原・千葉:4月8日~5月31日
  • 東京ヴェルディ:4月6日~未定
  • FC町田ゼルビア:4月8日~未定
  • ヴァンフォーレ甲府:4月6日~5月18日、19日より再開
  • ジュビロ磐田:4月7日~5月24日、25日より再開
  • 松本山雅FC:4月18日~5月17日、18日より再開
  • アルビレックス新潟:4月17日~5月10日、11日より再開
  • ツエーゲン金沢:4月12日〜5月24日
  • カターレ富山:4月21日~5月11日、12日より再開
  • 京都サンガ:4月5日~5月23日、24日から再開
  • レノファ山口FC:4月12日〜5月17日、18日より再開
  • ファジアーノ岡山:4月18日~5月17日、18日より再開
  • 徳島ヴォルティス:4月18日~5月17日、18日より再開
  • 愛媛FC:4月6日~5月18日、19日より再開
  • アビスパ福岡:4月6日~5月18日、19日より再開
  • ギラヴァンツ北九州:4月5日~5月18日、19日より再開
  • V・ファーレン長崎:4月6日~5月10日、11日より再開
  • FC琉球:4月7日~5月20日、21日より再開

J3活動休止チーム

  • ヴァンラーレ八戸:4月7日~5月24日、25日より再開
  • ブラウブリッツ秋田:4月13日~5月10日、11日より再開
  • 福島ユナイテッドFC:4月9日~5月10日、11日より再開
  • Y.S.C.C.横浜:4月8日~未定
  • SC相模原:4月8日~未定
  • AC長野パルセイロ:4月11日~未定
  • アスルクラロ沼津:4月8日~未定
  • FC岐阜:4月6日~5月20日、21日より再開
  • カターレ富山:4月5日~5月11日、12日より再開
  • 藤枝MYFC:4月18日~5月17日、18日より再開
  • ガイナーレ鳥取:4月11日~5月6日、7日より再開
  • FC今治:4月6日~5月9日、10日より再開
  • カマタマーレ讃岐:4月14日~5月11日、12日より再開
  • ロアッソ熊本:4月16日~5月10日、11日より再開
  • 鹿児島ユナイテッドFC:4月18日~未定

Bリーグは今シーズン終了

Bリーグは3月27日に臨時の理事会を実施。新型コロナウイルスの感染拡大により今シーズンの残り全試合の中止を決定した。シーズン再開の方法を最後まで模索し続けたが、選手、クラブ、ファンの健康を最優先に考え、今シーズンの全試合中止を決断した。

今シーズンはチャンピオンシップを開催しないため今シーズンの優勝クラブはなく、リーグ戦各地区の順位のみが確定する。また降格の実施はしない。昇格の対象は2クラブとなり、2020-21シーズンはB1所属20クラブ、B2所属16クラブで開催されることが決まった。

ラグビートップリーグも今シーズン終了

日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は3月23日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今シーズンのジャパンラグビートップリーグの残り全試合を中止することを発表した。トップリーグ2020は大会途中での中止となるため、リーグ不成立となった。トップリーグは中止の判断に至った観点として、「観客、選手、関係者の健康と安全の確保」、「新型コロナウイルスの世界的な拡大により、各国の政府による海外に滞在する自国民への即時帰国が呼びかけられ、所属の外国人選手が多数帰国すること」、「全てのチームが企業スポーツとして加盟・活動しており、選手・スタッフが感染した際に企業に与える影響が非常に大きいこと」の3点を挙げている。

中止の対象となるのは、今シーズンのトップリーグ第11節以降の全試合。これにより2020大会の中止が決定したため、リーグ不成立で順位が確定しないこととなった。そのため、5月23日から開催予定の「第57回日本ラグビーフットボール選手権大会」に出場する4チームは、別の方法にて決めることを検討している。

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