2月16日、Tokyo2020(東京五輪)代表選考会を兼ねた第103回日本陸上競技選手権大会20キロ競歩が、神戸市六甲アイランド甲南大学西側コースで行われた。女子では岡田久美子が1時間29分56秒で優勝し6連覇を達成。東京五輪代表に内定した。男子は、世界陸上ドーハ2019金メダリストの山西利和が優勝した。
日本選手権5連覇中の岡田久美子が、1時間29分56秒で優勝し6連覇を飾った。日本陸上競技連盟(JAAF)が定めた派遣設定記録(1時間30分0秒)も突破しており、東京オリンピック代表に内定した。岡田は2016年リオデジャネイロ大会に続き、2大会連続での出場となる。2位は河添香織、3位は林奈海だった。
男子では、世界陸上ドーハ2019で金メダルを獲得した山西利和が、1時間17分36秒で初優勝を果たした。既に山西は東京オリンピック代表に決定しているため、男子は今大会で新たに出場権を獲得した選手はいなかった。2位は池田向希、3位は髙橋英輝だった。
日本選手権20km競歩結果
【男子】
- 山西利和(愛知製鋼)1時間17分36秒
- 池田向希(東洋大学)1時間19分07秒
- 髙橋英輝(富士通)1時間19分53秒
【女子】
- 岡田久美子(ビックカメラ)1時間29分56秒
- 河添香織(自衛隊体育学校)1時間33分15秒
- 林奈海(順天堂大)1時間35分10秒
競歩の日本代表選手選考
各国陸上連盟は各種目最大3名まで出場枠を与えられ、出場選手を決定する。日本は男子2種目が3枠、女子1種目は2枠が与えられており、以下のように代表選手を選出する。
1: 世界陸上2019
3位入賞、かつ2020年ミンスク世界競歩チーム選手権までに参加標準記録を満たした選手。
2: 国内選考大会
男子20km
- ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会(終了)
- 第103回日本陸上競技選手権大会20km 競歩(終了)
- 第44回全日本競歩能美大会(3月15日)
男子50km
- ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会(終了)
- 第 58 回全日本 50km 競歩高畠大会(終了)
- 第104 回日本陸上競技選手権大会・50km 競歩(4月12日)
女子20km
- ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会(終了)
- 第103 回日本陸上競技選手権大会・20km 競歩(終了)
- 第 44 回全日本競歩能美大会(3月15日)
国内選考競技会の日本人最上位者、かつ2020年ミンスク世界競歩チーム選手権までに参加標準記録を満たした選手。
東京オリンピック出場内定選手
男子20kmの山西利和と50kmの鈴木雄介は"世界陸上ドーハ2019"で金メダルを獲得し、東京オリンピック代表に内定している。また、10月に行われた選考会で優勝した川野将虎が50kmで東京五輪出場権を獲得した。
女子20kmでは、日本選手権で優勝した岡田久美子が代表に内定した。
男子20km
- 山西利和
男子50km
- 鈴木雄介
- 川野将虎
女子20km
- 岡田久美子
東京オリンピック・競歩日程
20km 競歩(男子)
- 8月6日(木)16:30スタート
50km 競歩(男子)
- 8月7日(金)5:30スタート
20km 競歩(女子)
- 8月7日(金)16:30スタート