【東京オリンピック出場枠争い】トライアスロン:個人戦には計110人の出場枠。開催国枠を得た日本は8月の大会が代表選考のカギ

東京五輪では男女混合のリレーも実施

スタミナと精神力が求められる究極の耐久競技、トライアスロン。2000年のシドニー五輪から連続出場中の日本は、地の利を生かして地元開催の表彰台入りを狙っている。2019年8月に本番さながらの雰囲気で行われるテスト大会が、白熱するサバイバルレースの大きなハイライトとなりそうだ。

水泳、自転車、長距離の合計51.5kmを競うトライアスロン。東京五輪ではお台場海浜公園を中心に競技が行われる
水泳、自転車、長距離の合計51.5kmを競うトライアスロン。東京五輪ではお台場海浜公園を中心に競技が行われる水泳、自転車、長距離の合計51.5kmを競うトライアスロン。東京五輪ではお台場海浜公園を中心に競技が行われる

重視されるのはオリンピックランキングの順位

トライアスロンは1974年に最初の大会が行われ、2000年のシドニー五輪で初めて正式種目に採用された。スイム(水泳)1.5キロメートル、バイク(自転車ロードレース)40キロメートル、ラン(長距離走)10キロメートルの合計51.5キロメートルの着順を競う種目だ。

個人戦に加え、2020年の東京五輪では男女の混合リレーを実施する。男女それぞれ2選手ずつ、計4名のチームを組み、スイム300メートル、バイク7.4キロ、ラン2キロを全選手が行う。女子→男子→女子→男子の順で競技を行い、4人目の選手がゴールしたタイムで順位を競う形だ。

個人戦には男女55名ずつ、計110名の出場枠が設けられている。ただし出場できるのは1カ国につき男女各2選手まで。 個人戦の出場権を獲得するには、国際トライアスロン連合(以下ITU)の設定する2018年5月11日~2020年5月11日までのオリンピックランキングで上位に入ることなどが求められる。

また、混合リレーの出場権は2020年5月31日時点の混合リレーランキングの上位7カ国、そして8~18位の国々によるトーナメントで1~3位までに入ったチームにも与えられる。混合リレーに出場した選手は個人戦にも出場できるため、個人戦の出場枠内訳は以下のとおり。なお、男女ともに内訳は同様のものとなっている。

トライアスロン個人戦の出場枠内訳:男女各55人

  • 開催国枠:2人
  • 混合リレーのオリンピックランキング上位7カ国の選手(各国2選手ずつ):計14名
  • 混合リレー8~18位のトーナメント戦の結果、上位3カ国に入った選手(各国2選手ずつ):計6人
  • オリンピックランキング:上位26人
  • アフリカランキング:1人
  • アメリカランキング:1人
  • アジアランキング:1人
  • ヨーロッパランキング:1人
  • オセアニアランキング:1人
  • 第三者委員会による招待国:2人
古谷純平は日本男子の注目選手の一人。2016年から2年連続でトライアスロン・ジャパンランキングの1位に君臨した
古谷純平は日本男子の注目選手の一人。2016年から2年連続でトライアスロン・ジャパンランキングの1位に君臨した古谷純平は日本男子の注目選手の一人。2016年から2年連続でトライアスロン・ジャパンランキングの1位に君臨した

東京五輪と同じコースで行われる大会が選考対象に

開催国枠の適用により、日本は男女個人戦各2選手および混合リレー1チーム分の出場資格を有している。日本トライアスロン連合(JTU)は男子入賞、女子、リレーではメダル獲得を目標に掲げている。男女ともに日本代表選考大会となるのは以下の3大会だ。

日本代表選考の主要大会

  • ITUオリンピッククオリフィケーションイベント(2019年8月東京開催)
  • ITU世界トライアスロンシリーズ ハンブルグ大会(2019年7月)
  • ITU世界トライアスロンシリーズアブダビ大会(2020年3月)

テスト大会として東京五輪と同じコースで行われるオリンピッククオリフィケーション(予選)イベントで日本人の上位1~3位に入った選手が第1候補となる。世界トライアスロンシリーズで上位6人という成績も重視される。また、リレー代表に入るためにはリレー独自の評価項目を満たすことが求められ、表彰台入りのためには男子の底上げが必須。現在JTUが力を入れて取り組んでいる。

強化指定選手として、メダル候補最右翼としてA指定に古谷純平が選ばれ、B指定にはNTTジャパンランキング2位の北條巧、同3位の小田倉真ら7名が指定され、2020年に向けて代表争いのサバイバルレースも架橋に入った。

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