【東京オリンピック出場枠争い】ハンドボール:日本代表男子は32年ぶり、女子は44年ぶりの出場。その他の出場国や有力国は?

日本代表は開催国枠で出場。熾烈なメンバー争いの行方は
日本代表は開催国枠で出場
日本代表は開催国枠で出場日本代表は開催国枠で出場

ハンドボールの五輪出場枠は、男女それぞれ12枠。日本は、男女ともに開催国枠を与えられた。男子は1988年ソウル大会以来32年ぶり、女子は1976年モントリオール大会以来44年ぶりの出場となった。

前回のリオデジャネイロ大会では、男女とも出場権獲得を逃していた。男子は、1972年ミュンヘン大会から5大会連続で出場していたが、韓国や中東勢に水をあけられ、女子は欧州勢、そして韓国に後れをとることになり、五輪から遠ざかっていた。

出場権の掛かった大会一覧

男子は以下の大会で出場権が争われる。( )内は出場枠

  • 開催国枠(1):日本
  • 2019世界選手権(2019年1月)(1):デンマーク
  • 欧州選手権(2020年1月)(1)
  • アジア予選(2019年10月)(1)
  • アフリカ予選(2020年1月)(1)
  • パンアフリカ大会(2019年7月~8月)(1)
  • 世界最終予選(2020年4月)(6)

女子は以下の大会で出場権が争われる。( )内は出場枠

  • 開催国(1)
  • 2019世界選手権(2019年11月)(1):日本
  • 欧州選手権(2018年11月~12月)(1):フランス
  • アジア予選(2019年9月)(1)
  • アフリカ予選(2018年12月)(1):アンゴラ
  • パンアフリカ大会(2019年7月~8月)(1)
  • 世界最終予選(2020年4月)(6)

出場決定国と有力な出場候補

男子は開催国枠の日本、2019年世界選手権を制したデンマークが出場権を獲得している。2019年世界選手権ではベスト8のうち、エジプト以外は欧州勢が占めている。準優勝のノルウェーやドイツ、フランスは欧州選手権、世界最終予選で出場権獲得を目指す。エジプトはアフリカ予選でチュニジアと枠を争うことになりそうだ。アジアでは2018年アジア選手権で優勝を争ったカタールとバーレーンが有力だ。

女子は開催国の日本、欧州選手権を制したフランス、アフリカ選手権を制したアンゴラが出場枠を確保している。この他にも、前回のリオデジャネイロ大会金メダルのロシア、銅メダルのノルウェーが有力。アジアでは、長年日本とライバル関係にある韓国が出場有力か。韓国はアジア勢で唯一、金メダル獲得経験がある。

日本代表は開催国枠で出場

日本代表は男女とも開催国枠で出場。五輪出場は久しぶりになる。実に男子は32年ぶり、女子は44年ぶりだ。欧州勢が男女とも上位を形成し、アジアにおいても男子は中東勢と韓国、女子も韓国が長年のライバルだ。加えて、アジアの出場枠は1。世界選手権ではアジアから出場できる国や地域は4なので、狭き門である。

ハンドボール日本代表の五輪出場は、他所で良い効果を発揮している。2019年女子世界選手権が熊本で開催することが決まっている。1997年に男子の世界選手権を開催しているので、22年ぶりの開催となる。五輪より一足早く、日本代表が世界の強豪と顔を合わせる事ができる、願ってもないチャンスだ。これをきっかけに、五輪で上位を狙える機運を見せたい。

日本男子ハンドボール界のレジェンド・宮崎大輔もメンバー候補に
日本男子ハンドボール界のレジェンド・宮崎大輔もメンバー候補に日本男子ハンドボール界のレジェンド・宮崎大輔もメンバー候補に

日本代表メンバー争い:男子

日本代表メンバー争いの参考として、2019年1月に行われた世界選手権出場メンバーは以下。

GK 佐々木亮輔

LW 宮﨑大輔

LW 杉岡尚樹

RB 東長濱秀希

PV 笠原謙哉

LB 部井久アダム勇樹

GK 甲斐昭人

LW 成田幸平

RB 徳田新之介

RB 渡部仁

LW 土井レミイ杏利

LB 信太弘樹

RW 元木博紀

GK 久保侑生

PV 玉川裕康

PV 岡元竜生

LB 吉野樹

CB 東江雄斗

CB 門山哲也

男子ハンドボール界のレジェンド・宮崎大輔は、日本リーグ大崎電機を退団し、休学をしていた日本体育大学に復学。16年ぶりに大学公式戦に出場し、2020年東京大会を目指す。日本リーグ時代では出場機会が限られていたが、試合勘を取り戻せば、十分に見せ場を作れる選手だ。

日本は世界選手権で24チーム中24位と最下位に終わったが、「スピードがあってクリーンなプレー」は徐々に手応えを掴んできたようだ。アジアの強豪バーレーンとの試合では、主導権を握りながら、最後3秒前に逆転を許してしまった。あと一歩のところで勝利を掴み損ねている。

「あと一歩」の底上げと、若手の土井レミイ杏利や徳田新之介など、海外のチームに所属する選手もいる。海外で揉まれた経験を生かして、開催国としての意地と、世界に驚きを与えて欲しい。

女子の注目は横嶋彩
女子の注目は横嶋彩女子の注目は横嶋彩

日本代表メンバー争い:女子

日本代表メンバー争いの参考として、2018年11月から12月に行われた第17回女子アジア選手権出場メンバーは以下。

GK 飛田季実子

PV 永田美香

PV 角南果帆

RB 角南唯

LB 塩田沙代

CB 石井優花

RW 藤田明日香

CB 横嶋彩

PV 堀川真奈

GK 板野陽

LW 勝連智恵

RB 多田仁美

LW 田邉夕貴

RW 秋山なつみ

RW 池原綾香

LB 原 希美

CB 大山真奈

PV 永田しおり

GK 亀谷さくら

LB 渡部真綾

女子はドイツで行われた世界選手権で、リオデジャネイロ大会4位に入ったオランダと延長戦を含む激闘を演じていた。惜しくもベスト8入りは逃したが、世界の舞台で見せ場を作っている。世界選手権のメンバーで、今回の選考にも名を連ねている横嶋彩と永田しおりに注目だ。

日本女子は機動力を売りにしている。守備では高い位置から積極的にプレスを仕掛けて、相手にプレッシャーをかけて攻撃の芽を摘んでいく。

そして、世界では小柄な部類に入る司令塔の横嶋から始まる速いパス回しで相手を翻弄する。守備では世界選手権4大会連続出場中の永田が要としてアグレッシブに戦う。主将の原希美と共に、この3人が日本代表の中心選手になるだろう。

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