東京五輪の前哨戦「世界水泳2019」競泳に出場する海外選手を一挙に紹介!

2019年7月12日(金)から28日(日)にかけて、韓国の光州で『第18回世界水泳選手権大会(世界水泳2019)』が開催される。Tokyo 2020(以下、東京五輪)の開幕まで残り1年。とくに21日(日)から開幕する「競泳」では、個人種目の日本代表選手が金メダルを獲得した場合、その時点で東京五輪の出場内定が与えられることもあり、例年以上に注目が高まっている。もちろん、海外の有力選手も多数エントリーしており、さながら東京五輪の前哨戦となっている。

東京五輪前哨戦の様相を呈す『世界水泳2019』には指折りの海外強豪スイマーたちが参戦する
東京五輪前哨戦の様相を呈す『世界水泳2019』には指折りの海外強豪スイマーたちが参戦する東京五輪前哨戦の様相を呈す『世界水泳2019』には指折りの海外強豪スイマーたちが参戦する

韓国に集う有力スイマー・来る東京五輪のメダル候補たち

それでは今回の世界水泳2019の競泳にどんな選手が出場するのかをみていこう。

チェイス・カリシュ(アメリカ)

1994年3月7日生まれの25歳。193cmと長身で、個人メドレーを得意としている。スペインのバルセロナで開催された世界水泳2013では、400m個人メドレーで瀬戸大也に敗れて銀メダル。瀬戸が連覇を果たした世界水泳2015(ロシア・カザン)で銅メダルだった。2016年のリオデジャネイロ五輪の同種目では、瀬戸を3位に抑えたものの、萩野公介に敗れて銀メダルに終わるなど、常に“日本の壁”に金メダル獲得を阻まれてきた。しかし、ハンガリーのブダペストで開催された世界水泳2017の200m個人メドレーで、萩野を2位に抑えて金メダルを獲得。さらに400m個人メドレーで瀬戸が3位に終わり、2冠を達成した。2018年8月、東京で開催されたパンパシフィック水泳選手権でも2冠を達成。立場が逆転して、今ではカリシュが、萩野と瀬戸の“大きな壁”となっている。

萩野公介(右)ら日本勢の壁に苦しんだ時期もあったチェイス・カリシュ(中央)だが、今では立場は逆転した
萩野公介(右)ら日本勢の壁に苦しんだ時期もあったチェイス・カリシュ(中央)だが、今では立場は逆転した萩野公介(右)ら日本勢の壁に苦しんだ時期もあったチェイス・カリシュ(中央)だが、今では立場は逆転した

ケイティ・レデッキー(アメリカ)

1997年3月17日生まれの22歳。15歳で出場したロンドン五輪の800m自由形で、金メダルを獲得した。それ以降、アメリカ女子水泳界をけん引するエースへと成長。リオ五輪では、最初の4×100mリレーで銀メダルに終わるも、その後の400m自由形、200m自由形、4×200mリレー、800m自由形で表彰台の頂点に立ち、4冠を達成する。世界水泳には2013年から出場し、これまで14個の金メダルを獲得。400m、800m、1500m自由形3種目で世界記録を保持している。

ケイティ・レデッキーは、世界記録を保持するなど水泳王国アメリカの象徴的存在のひとり
ケイティ・レデッキーは、世界記録を保持するなど水泳王国アメリカの象徴的存在のひとりケイティ・レデッキーは、世界記録を保持するなど水泳王国アメリカの象徴的存在のひとり

カティンカ・ホッスー(ハンガリー)

1989年5月3日生まれの30歳。1大会で多くの種目にエントリーし、なおかつ結果を残すタフネスぶりから“鉄の女”という愛称で知られる。イタリアのローマで開催された世界水泳2009では、400m個人メドレーで金メダル。200m個人メドレーと200mバタフライで銅メダルを獲得した。しかし、2012年ロンドン五輪では不本意な結果に終わる。その後、ひとつの大会で10種目近くのレースに出場するなど、体力増強に努めると、前回のリオ五輪では、400m個人メドレー、100m背泳ぎ、200m個人メドレーで3冠を達成。さらに200m背泳ぎでも銀メダルを獲得した。個人メドレー2種目で世界記録を保持するホッスー。世界水泳2019では、日本の大橋悠依からの挑戦を受けることになる。

驚異のスタミナで“鉄の女”と呼ばれるカティンカ・ホッスーだが、美人スイマーとしても知られる。大橋悠依との対決がみもの
驚異のスタミナで“鉄の女”と呼ばれるカティンカ・ホッスーだが、美人スイマーとしても知られる。大橋悠依との対決がみもの驚異のスタミナで“鉄の女”と呼ばれるカティンカ・ホッスーだが、美人スイマーとしても知られる。大橋悠依との対決がみもの

ケレブ・ドレセル(アメリカ)

1996年8月16日生まれの22歳で、191cmと長身。リオ五輪では、4×100m自由形リレーと4×100mメドレーリレーで2冠を達成するも、100m自由形は6位に終わった。ドレセルが注目を集めるキッカケとなったのは世界水泳2017。50m自由形、100m自由形、100mバタフライ、4×100m自由形リレー、4×100mメドレーリレー、混合4×100m自由形リレー、混合4×100mメドレーリレーと、個人種目3つ、リレーで4つと7冠を達成した。しかも、このうちの混合リレー2種目は世界新記録で、100mバタフライもマイケル・フェルプスの世界記録に0.04秒差と迫るものだった。世界水泳2019で、ドレセルはメダルをいくつ獲得するのか。自由形での中村克との対戦にも注目したい。

ワイルドなタトゥーがトレードマークのケレブ・ドレセル。世界水泳2017では7冠を達成するなど、メダルハンターとしても恐れられる
ワイルドなタトゥーがトレードマークのケレブ・ドレセル。世界水泳2017では7冠を達成するなど、メダルハンターとしても恐れられるワイルドなタトゥーがトレードマークのケレブ・ドレセル。世界水泳2017では7冠を達成するなど、メダルハンターとしても恐れられる

サラ・ショーストレム(スウェーデン)

1993年8月17日生まれの25歳、身長は182cm。2008年北京五輪に14歳で出場。3種目でエントリーを果たす。世界水泳2009では、100mバタフライで当時の世界新記録を更新。世界水泳2013でも同種目で金メダルを獲得する。さらに世界水泳2015では、同種目と50mバタフライの2冠を達成。さらに自由形でもメダルを獲得した。北京五輪とロンドン五輪は、メダルを取れずに終わってしまったが、リオ五輪では、100mバタフライで金、200m自由形で銀、100m自由形で銅と、3つのメダルを獲得した。翌年の世界水泳2017では、100mバタフライ、50mバタフライ、50m自由形で3冠を達成。100m自由形でも銀メダルを獲得した。現在、50mと100m自由形、およびバタフライの世界記録保持者。日本の池江璃花子とは何度も競い合うライバル関係にあり、池江が白血病であることを公表した際には、いち早く「全ての力と愛を送る」とメッセージを送った。

50、100mの自由形、バタフライの世界記録保持者サラ・ショーストレムは、闘病中の池江璃花子のライバルでもある
50、100mの自由形、バタフライの世界記録保持者サラ・ショーストレムは、闘病中の池江璃花子のライバルでもある50、100mの自由形、バタフライの世界記録保持者サラ・ショーストレムは、闘病中の池江璃花子のライバルでもある

並み居る強敵を打ち破り、東京五輪の出場を手にするのは誰か?!

水泳王国アメリカのカリシュやドレセルのみならず、レジェンドの風格が漂うレデッキ—、スェーデンのショーストレムなど、世界水泳2019には、世界中の強豪スイマーが出場する。そうした中、瀬戸大也、大橋悠依、入江陵介、渡辺一平といった“トビウオジャパン”の面々たちは、東京五輪の出場内定を懸けて戦うこととなる。世界の壁を打ち破り、頂点に立つ選手が現れるのか、大いに注目が集まっている。

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