金井大旺:14年ぶりに日本記録を更新し、東京五輪後は歯科医を目指すハードラー

2018年、110mハードルの日本記録が14年ぶりに更新された。成し遂げたのは当時22歳だった金井大旺。将来は歯科医としての道を進むことを決めている若者は、東京五輪で輝きを放つことができるのか。

東京五輪後は歯科医を目指すという金井大旺
東京五輪後は歯科医を目指すという金井大旺東京五輪後は歯科医を目指すという金井大旺

幼いことからハードル界で結果を残し、大学で日本一に

北海道・函館で生まれた金井は小学3年生のときに陸上競技を始め、

6年次には全国小学80mハードルで2位に輝く。その後、地元の函館本通中学に進学すると、最終学年で110mハードルの全道中学記録を塗り替えた。函館ラ・サール高校でも3年次にアジアジュニア選手権で優勝を果たすなど、ハードルの世界で着実に結果を残してきた。

大学はハードルの名門である法政大学に進学し、3年次には全日本インカレで優勝を成し遂げる。そして迎えた2018年には13秒36をマークして14年ぶりに日本記録を更新し、日本陸上競技選手権大会を制した。そして8月には、アジア大会に出場し、7位入賞を果たした。その後行われた福井国体でも大会記録を更新しての優勝。大学卒業後は福井県スポーツ協会に所属していたが、2019年2月からは「ミズノトップクラブ」の一員として競技により一層集中する環境を整えた。

2018年の全日本選手権で14年ぶりに日本記録を更新した
2018年の全日本選手権で14年ぶりに日本記録を更新した2018年の全日本選手権で14年ぶりに日本記録を更新した

東京五輪後は競技生活に区切りをつけ、歯科医を目指す

金井の父は地元・函館で歯科医院を経営しており、金井は将来的に父の歯科医院を継ぐために歯科医になることを目指している。そのため、東京五輪で競技生活に区切りをつけ、その後は歯科大学に進学し、歯科医師になるための勉強に専念することを明らかにしている。それだけに、東京五輪では悔いのない走りをするために競技に取り組んでいる。

昨年、日本記録を更新しながらアジア大会では高山の後塵を拝したように、日本国内の争いもし烈を極めている。日本3位の記録を持つ増野元太や同5位の高山峻野、同7位の大室秀樹など、現在110mハードル走には逸材と呼ぶべき選手が多い。こうした選手たちと切磋琢磨しながら記録を縮め、さらには大舞台で自身の実力を最大限に発揮できるようになることが求められる。

  • リオリプレイ:陸上競技男子110mハードル決勝

    リオリプレイ:陸上競技男子110mハードル決勝

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