青木益未:アジア大会5位、女子100mハードルで日本勢2大会ぶりの出場なるか

2018年、日本選手権で初優勝を飾ると、2度目の出場となったアジア大会100mハードルで5位入賞。青木益未は自身初となるオリンピック出場へ向けて成長を続けている。

2018年の日本選手権を制した青木益未(左)
2018年の日本選手権を制した青木益未(左)2018年の日本選手権を制した青木益未(左)

始めに取り組んだのはスノーボード、陸上では短距離走者に

岡山県岡山市で育った青木は、小学生の6年間、スノボードをプレーしていた。陸上競技を始めたのは小学校5年生のとき。その才能はすぐに開花する。6年次の全国小学生陸上大会では岡山市ジュニア陸上クラブで4×100mリレーのアンカーを務め、優勝を果たした。地元中学に進学すると、全日本中学選手権の女子100メートルで3年連続入賞。ジュニアオリンピックでは女子100メートルで1年次と3年次の2回優勝など、早いうちから注目を浴びていた。

創志高校1年のときは、女子100メートルで11秒99をマークして12秒の壁を破り、その後インターハイ女子100メートルで優勝。1年生での優勝は6年ぶりの出来事であった。

2年次には世界ユース選手権の日本代表に選出され、200メートルで準決勝進出を果たす。しかし、インターハイではタイムこそ縮めたものの3位に終わり、連覇を果たすことはできなかった。3年に入り自己ベストを更新するなど好調に見えた青木だったが、モチベーションの問題からかインターハイでは決勝に進むことができなかった。100メートルではスランプに陥った青木だったが、以前から興味を持っていた100mハードルに本格的に取り組み始める。すると、日本ジュニア選手権では1位と僅差の2位に入るなどハードルでの才能の片りんをのぞかせた。

ロンドン五輪に出場した木村文子(中央)
ロンドン五輪に出場した木村文子(中央)ロンドン五輪に出場した木村文子(中央)

転向した100mハードルで才能が開花、ついに日本選手権で優勝

環太平洋大学に入学すると、春の大会で100mの自己最高記録を更新していく。6月の全日本選手権では、100メートルこそ予選落ちしたものの、100mハードルでは6位入賞を果たした。翌年の日本選手権では100mハードルで表彰台まであと一歩の4位に。秋に行われたアジア大会では推薦枠で出場。100mハードルでは予選敗退したが、4×100mリレーでは3走を務めて銅メダルに輝いた。

2015年の日本選手権100mハードルでは3位で初の表彰台入りを果たすと、翌年の日本選手権でも同じく3位に。そして七十七銀行陸上部2年目で迎えた2018年の日本選手権、青木は自己ベストで日本歴代7位となる13秒17でついに頂点に立った。

同年8月にジャカルタで開催されたアジア大会では、100mハードル走と4×100mリレーに出場。いずれも5位の記録を収めた。

青木が東京五輪出場権を獲得できるのか考えるにあたって、1つの参考となるのは2012年ロンドン五輪に出場した木村文子の自己ベスト13秒03(日本歴代4位)という記録だ。リオ五輪100mハードルで予選突破を果たした選手のうち、最も遅い選手のタイムは13秒04だった。青木が東京五輪出場、そして予選突破を狙うにあたって目指していきたいタイムになる。

リプレイ:ピアソンが女子100mハードルでオリンピック新記録

リプレイ:ピアソンが女子100mハードルでオリンピック新記録

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