髙田真希:バスケ女子日本代表のリーダーは、空手と高校生活を通して心技体を向上

Wリーグでは個人タイトル2冠の経験も

バスケットボール強豪校として知られる桜花学園高等学校で基礎力をたたき込まれた髙田真希は、高校卒業後ほどなくバスケットボール女子日本代表に選出された。2019年8月に30歳の誕生日を迎えるベテランは、183センチの長身を生かしたプレーや精神力の強さを武器に、所属するデンソーアイリスだけでなく、東京五輪をめざす日本代表においても代役の効かない中心的存在となっている。

バスケ女子日本代表では、連携力や高さ、得点力が求められるパワーフォワードとして活躍する
バスケ女子日本代表では、連携力や高さ、得点力が求められるパワーフォワードとして活躍するバスケ女子日本代表では、連携力や高さ、得点力が求められるパワーフォワードとして活躍する

デビュー直後に、Wリーグ新人王と日本代表に

1989年8月23日、愛知県豊橋市に生まれた。小学2年生からバスケットボールに打ち込んできた髙田真希は今、バスケットボール女子日本代表の大黒柱となっている。身長183センチ、体重76キロという恵まれた体を生かし、連携力や高さ、得点力が求められるパワーフォワードとして活躍する。

2018年に開催されたFIBAワールドカップには、若手選手が加わり、大幅に入れ替わったメンバーで臨んだ。髙田はチームのキャプテンを務め、2009年の初招集以来、日本代表の一員として戦ってきた経験を生かしチームを牽引している。結果こそ9位とやや物足りないが、予選ラウンドでは格上であるベルギーに77−75で勝利するなど、次世代を見据えたメンバーで臨んだ大会のなか、次につながる成果を残した。髙田自身は大会を通し、フリースロー12本すべてを決めて成功率100%を達成。スティールも平均2.8本と大会トップの成績を残し、実力の高さをあらためて見せつけた。

国内でも髙田は十分な成績を数多く残している。所属するデンソーアイリスでは、主に攻守の大黒柱であるセンターとして出場。プロデビュー直後から注目を集め、入団1年目の2008−2009年シーズンにはWリーグの新人王に輝いている。2009年には日本代表に選出された。

2013−2014年、2017−2018年シーズンにはWリーグ準優勝、全日本バスケットボール選手権大会では4度の準優勝と、チームの原動力として活躍してきた。レギュラーシーズンMVPやセンター部門のベスト5にも選出されており、日本女子バスケットボール界の中心を担ってきた。2015−2016年シーズンのWリーグでは得点王(1試合平均19.25)とリバウンド王(1試合平均10.30)の個人タイトルの2冠を達成。2016年には念願のリオデジャネイロ五輪への出場を果たすなど、まさに順風満帆のバスケ人生を歩んできた。

中学卒業までは空手との「二足のわらじ」

十分すぎるほど輝かしいキャリアを誇る髙田だが、実は子どものころに打ち込んでいたのはバスケではなかった。小学4年生から中学を卒業するまで、空手にも熱を入れていた。その実力について、当人はメディアの取材に応じて「出る大会のほとんどで優勝していたので、強かったんだと思います」と振り返っている。空手で身体的なぶつかり合いに慣れていたため、バスケの接触プレーは最初から苦ではなかったという。

バスケットボールを始めたのは背が高かったからという単純な理由で、中学の部活で本格的に力を入れ始めた。高校はバスケの名門、桜花学園高等学校に進学。そこで髙田はレベルの差を実感する。フィジカルこそ超高校級だったとはいえ、そこに技術が伴っていなかった。髙田は、名将として知られる井上眞一監督のもと、地道な基礎練習を積み重ねていくことで、次第に才能を開花させていく。そして3年次には全国高等学校総合体育大会、国民体育大会、全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の3冠を達成した。

180センチを超える恵まれた体格と、空手で培った接触を恐れない強い精神力と当たり負けしない強い肉体。そして、高校時代にたたき込まれた基礎力と、長く世界と戦ってきた経験。いくつもの持ち味を持つ高田が、東京五輪をめざすバスケットボール女子日本代表を躍動させる。

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