ジュニア・レポート:高校生がハンドボール選手へインタビュー

去る2019年11月24日、国立代々木競技場(東京都)で、TOKYO 2020(東京五輪)テストイベントでもある「第71回日本ハンドボール選手権大会(男子)」と「JAPAN CUP 2019渋谷(女子)」が開催された。同大会では、児童・生徒がスポーツの現場を取材する「ジュニア・レポート」も行われた。

「ジュニア・レポート」とは東京2020(東京オリンピック・パラリンピック)組織委員会が行っている取り組みの一つ。児童・生徒にスポーツ大会やイベントを体感してもらい、感じたことをまとめてもらうプログラムだ。

今回は東京都立東大和高等学校ハンドボール部の生徒4名が「ジュニア・レポーター」に選出。日本ハンドボール協会(JHA)と東京2020組織委員会の協力のもと、トップアスリートたちへ取材を行った。

後日、生徒たちはこの日の体験をレポートとして作成。貴重な体験の様子がTOKYO2020『ジュニア・レポート』ページで公開された。

TOKYO2020『ジュニア・レポート』

以下はレポートの内容を引用する形で、生徒たちの表情と取材の様子をお届けする。

試合中のコートの間近で取材中
試合中のコートの間近で取材中試合中のコートの間近で取材中

東京2020組織委員会では、子供たちにトップレベルの大会で全力を尽くす選手と間近に触れる機会や新聞記者・スポーツ記者の職業体験の機会を提供するため、東京2020大会関連事業に 「ジュニア・レポーター」として参加し、取材・記事作成等の活動を経験いただいている。

今回は、(公財)日本ハンドボール協会のご協力により、東京2020テストイベントでもある大会を、東京都内のハンドボール強豪校「都立東大和高等学校」ハンドボール部の生徒4名が取材し、選手へのインタビューを行った。

大会概要

男子:第71回日本ハンドボール選手権大会

女子:JAPAN CUP 2019渋谷

  • 取材日:2019年11月24日(日曜日)
  • 会場:国立代々木競技場

ジュニア・レポーター(東京都立東大和高等学校2年)

  • 須﨑隆雅さん
  • 大崎拓海さん
  • 木下千里さん
  • 矢崎瑠花さん
女子日本代表・永田しおり選手を取材するジュニア・レポーターたち
女子日本代表・永田しおり選手を取材するジュニア・レポーターたち女子日本代表・永田しおり選手を取材するジュニア・レポーターたち

女子日本代表・永田しおり選手へのインタビュー

Q.ハンドボールを始めたきっかけは?

A.中学ではバレーボール部に所属していましたが、高校のハンドボール部の先生に誘われて、高校から始めました。だから、高校から始めても日本代表になれますよ!

Q.普段の練習で意識していることは?

A.日本代表のメンバーは、普段は別々のチームですし、年齢もバラバラなので、コミュニケーションをしっかりととることを大切にしています。お互いの要求を受け入れるために、ミーティングをしっかりと行うようにしています。

Q.海外選手との対戦の際、体格は重要?

A.身長はもう伸びないので、いかにフィジカルを強くするかが重要です。筋肉を増やすため、タンパク質の量に注意して食事しています。間食時も甘いものは我慢です。

Q.高校でハンドボールをやっている人へのメッセージをお願いします。

A.とにかく楽しむこと。辛くて痛くて勝ち負けのある世界ですが、楽しむ気持ちを忘れたら、成長もなくなってしまいます。また、たくさんチャレンジすること。ミスもするし落ち込むこともあるけれど、挑戦すれば自分のスキルアップにつながります。チャレンジする気持ちを忘れないでください。

試合前にも関わらず優しく答えていただきました
試合前にも関わらず優しく答えていただきました試合前にも関わらず優しく答えていただきました

木村昌丈選手(大崎電機)へのインタビュー

取材日は男子の日本選手権の決勝が行われ、大崎電機がトヨタ車体を23対21の僅差で破り、2大会ぶり15回目の優勝を飾りました。勝利の立役者であり、MVPも獲得した大崎電機のゴールキーパー(GK)木村選手が、GKの心構えを答えてくれました。

—止めなきゃ意味が無い

どんなに綺麗な形で動いていても、止めなければ意味がありません。この1本のシュートを止めるために、自分はどうしたらよいのか。今この動きをしたらその次はどうなるのか。相手が今どんな状態でどんな事ができるのか。これらのことを考え、その場の状況を瞬時に理解した上で、動く事が重要です。

—ネガティブにならない

また、もしシュートが入ってしまっても、落ち込むのではなく、次どう動くかを考えます。ディフェンスの時、GK以外の人は隣に仲間がいますが、GKは誰もフォローできないし、自分のミスが失点に直接つながってしまいます。ネガティブな気持ちになると、試合が崩れてしまうので、気持ちで負けないようにしています。

興奮の決勝戦後、個別取材に対応いただきました
興奮の決勝戦後、個別取材に対応いただきました興奮の決勝戦後、個別取材に対応いただきました

記者雑感

・日本トップレベルの試合を見て、高校生と違いスピードやフィジカルの強さがあった。また、選手の皆さんは、取材時には答えづらい質問にも丁寧に答えてくれて優しかった。ハンドボールは数十年ぶりにオリンピックに出場するので、勝ち進んでほしい。

・記者の仕事は忙しく、時間通りに行かないことが多くあり、とても大変だと感じた。

・初めて日本代表選手の試合を見て、勉強になることがたくさんあった。また、選手の方々にインタビューをしたり写真を撮ったり、とても緊張したが、貴重な経験をすることが出来て本当に良かった。

・高校でハンドボールを始め、まだ分からないこと、出来ないことがたくさんあるが、試合観戦やインタビューを通して圧倒されたと同時に勇気をもらえた。有意義な時間だった。

ミックスゾーンでは本職の記者に混ざって取材体験
ミックスゾーンでは本職の記者に混ざって取材体験ミックスゾーンでは本職の記者に混ざって取材体験

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