現地時間3月10日、男女ノルディックスキージャンプFIS(国際スキー連盟)ワールドカップ(W杯)がノルウェー・リレハンメル(HS140メートル、K点123メートル)で行われた。男子個人第27戦で、日本勢最高成績は、小林陵侑の4位。女子個人第16戦では、前日に優勝し、通算100度目の表彰台に上がった高梨沙羅は、8位だった。
男子では、小林陵侑の4位が日本勢最高位。1本目に134.5メートル、2本目は131.5メートルを飛び、合計253.6ポイントだった。優勝は、ポーランドのカミル・ストッフ。1本目に131.5メートル、2本目には139.5メートルとヒルサイズぎりぎりの大ジャンプを見せ、合計264.3ポイントで金メダルを獲得した。
その他、日本人選手では佐藤幸椰が14位。1本目は、121.5メートルと伸びなかったが、2本目で132.5メートルの128.3ポイントと挽回し、順位を上げた。佐藤慧一が21位、小林潤志郎は24位、伊東大貴は30位と続く。中村直幹は、2本目に進むことができなかった。
女子では、伊藤有希が7位で日本勢トップ。1本目で118メートル、2本目は124.5メートルの合計213.9ポイントだった。高梨沙羅は、1本目117.5メートル、2本目119メートルの合計205.7ポイントで8位に続いた。丸山希が13位、勢藤優花が18位に入った。
優勝は、ホスト国ノルウェーのマーレン・ルンビ。1本目で134メートルを飛ぶと、2本目でも124メートルを飛び、合計262.3ポイントで優勝を飾った。2位には、同じくノルウェーのシリエ・オプセト、3位にオーストリアのキアラ・ヘルツルが表彰台に上がった。
翌11日は、同国内のトロンハイムでワールドカップの予選が行われる。