テニス

【テニス】ウエスタン&サザンOP第5日:大坂なおみが準決勝進出も棄権の意思を表明、大会は一時中断

文: オリンピックチャンネル編集部 ·

全米オープン前哨戦、ATP(男子プロテニス協会)ツアー・WTA(女子テニス協会)ツアー「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」が現地時間8月26日、5日目を迎えた。女子シングルス準々決勝で、大坂なおみ(日清食品)がアネット・コンタベイト(エストニア)に勝利したが、試合後に準決勝棄権の意思を表明。大会も一時中断となった。

準決勝進出も棄権の意思を表明した大坂なおみ

大坂(WTAシングルス世界ランキング10位)は、準々決勝でコンタベイト(同20位)と対戦した。大坂は第1セットを落とすと、第2セットでは0-2とリードを許した。しかしそこから6ゲームを連取し6-2で第2セットをものにすると、第3セットを7-5で取り逆転勝利。準決勝進出を決めた。

大坂は準決勝でエリーズ・メルテンス(ベルギー/同22位)と対戦する予定となっているが、黒人差別への抗議行動として試合を棄権する意思を明らかにしている。準々決勝終了後、大坂は自身のTwitterを更新し、「私はアスリートである以前に一人の黒人女性です。テニスよりも重要な事柄があると感じています」とコメント。準決勝欠場の意思を表明した。

アメリカでは、8月23日にウィスコンシン州で警察官による黒人男性への発砲事件が発生。5月にもミネソタ州で黒人男性が警察官に首を押さえつけられ死亡する事件が起きており、現在アメリカ国内では黒人差別に対する抗議活動が活発になっている。大坂の棄権表明もこれを受けてのものだった。

ATP、WTA、USTA(米国テニス協会)は27日、共同で声明を発表。黒人差別に対する抗議のため、ウエスタン・アンド・サザン・オープンを一時休止することを決定した。3団体は、「スポーツとしてテニスは、アメリカで再び起きた人種的不平等や社会的不公平に対して、反対する立場を取っている。8月27日に行われるウエスタン・アンド・サザンオープンを一時停止することで、その意思を表したい。大会は8月28日に再開する」とした。

ウエスタン&サザンOP:大坂なおみの試合結果

2回戦(8/24):vs カロリーナ・ムチョバ(チェコ/26位)

  • 〇 2-1(6-7 、6-4、6-2)

3回戦(8/25):vs ダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ/25位)

  • 〇 2-0(6-3、6-1)

準々決勝(8/26):vsアネット・コンタベイト(エストニア/20位)

  • 〇 2-1(4-6、6-2、7-5)

準決勝(8/28):vsエリーズ・メルテンス(ベルギー/22位)※大坂は出場辞退を表明

これまでウエスタン&サザンOPはアメリカ合衆国オハイオ州シンシナティで開催されていたが、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、会場を変更。31日開幕の全米OPと同会場、USTA(全米テニス協会)ビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンター(ニューヨーク州)で開催されている。