テニス

【テニス】ナダルがATPツアー再開に悲観的な見解…「毎週各国を移動できるとは思えない」

文: 鈴木花 ·
今季のツアー再開に警笛を鳴らすナダル(写真はメキシコ・オープン)

4月27日、男子テニス世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、スペインテニス連盟主催の公開オンラインミーティングおよびスペインメディアのイベントのなかで、今季のATPツアーの再開について悲観的な見解を示した。ドイツのスポーツ通信社『SID』が報じている。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で休止中のATPツアーは、無観客でのシーズン再開も検討しているが、ナダルは懐疑的な意見を示した。「仮に無観客だとしても、大会運営には沢山の人間が必要なんだ。このことは無視してはいけない」とし、広大な土地を移動するゴルフと比較しながら「多くの接触があるだろう」と警笛をならした。

同時に、これまでのように各国を転戦することも難しくなると見ている。「もちろん、無観客でもプレーできることを願っている。でも、僕らは責任を自覚し、確信がなければならない。毎週、各国に移動できるとは思えない」という見通しを説明した。

スペイン国内で新型コロナウイルス対策のための資金を募っているナダルは、現在の状況を真剣に受け止めている。「僕らは、この一月半の間に、修復不可能なほどの損失を負ってしまった。沢山の人々が職を失ってしまった」

新型コロナウイルスによる影響はテニス界にも波及している。ナダルは、ロジャー・フェデラーやノバク・ジョコビッチらとともに資金繰りに苦しむ世界ランク下位の選手たちを援助するための基金を作り、資金を集めていることも報じられている。