フィギュアGPカナダ杯直前、羽生結弦「自分自身の演技を見せる」

ライバルへのこだわりから脱し、自分自身のスケートに集中する羽生結弦
ライバルへのこだわりから脱し、自分自身のスケートに集中する羽生結弦ライバルへのこだわりから脱し、自分自身のスケートに集中する羽生結弦

現地時間10月25日開幕となるフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ「ISUグランプリスケートカナダ」に向け、冬季五輪2連覇の羽生結弦が今季GP初戦に向けて意気込みを語った。

羽生は2位に終わった今年1月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)後、優勝したネイサン・チェンにどう勝つかにこだわり過ぎていたという。しかし、先週末のアメリカ大会でのチェンの演技を観たことで、「自分自身の流儀」にフォーカスし直し、調整方法を変えた。

羽生は「世界選手権での強いネイサンのイメージとずっと戦ってきたような気がします」と話した。チェンの最新の演技を観て、チェン本人というよりも、羽生の意識のなかで“幻想のネイサン・チェン”を作り出していたことに気づいたという。「急いで(新しいプログラム)構成を上げるために、4回転ルッツを組み込まないとと焦っていたが、(チェンの演技を観て)それが少し落ち着いた」。

「彼は自分とは違うタイプのスケーター。本当の自分自身の演技をしなきゃいけないし、自分には彼(チェン)が持っていない武器が他にもある。それらを上手く使っていきたい」

それでもネイサン・チェンというスケーターを最大限に警戒する。

「(ネイサンは)まだ本気を出していない感じがする。自分が戦ってきた幻想(のチェンと)と同じくらいのもの出すと思う」

ブライアン・オーサー(左)、ジスラン・ブリアン両コーチと言葉を交わす羽生結弦
ブライアン・オーサー(左)、ジスラン・ブリアン両コーチと言葉を交わす羽生結弦ブライアン・オーサー(左)、ジスラン・ブリアン両コーチと言葉を交わす羽生結弦

ライバルと自身の違いを改めて認識したことで、自分自身のスケートに立ち返る“解”を得た羽生は、大会前日午前中の練習で、4回転サルコウ、トリプルアクセル、4回転と3回転トゥループを決めた。今季GPシリーズのファイナルに進むためにも「計算しながら落ち着いてできたらいいなと思っています」とした。

コーチのブライアン・オーサー氏も「(羽生は)いい調整ができている。ドラマもケガもない。準備はできていますよ」と話し、不安要素がないことを強調した。

また、女子の紀平梨花も練習でトリプルアクセルを着氷させ、「リンクの感触がつかめた。自分でも満足できるジャンプだった」

羽生が出場するスケートカナダの男子ショートプログラムは日本時間26日21時42分に開始となる。

スケートカナダ日程

※時刻は日本時間

10月26日

  • 9:42~:ショートプログラム

10月27日

  • 10:32~:フリー

10月28日

  • 6:00~:エキシビジョン

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