ブエノスアイレス夏季ユース五輪  開幕から一週間

日本人選手は新旧種目で順調にメダルを獲得
新種目スポーツクライミングの男子複合で金メダルを獲得した土肥圭太選手(中央)と銀メダルを獲得した田中修太選手(左)(Lukas Schulze/OIS)
新種目スポーツクライミングの男子複合で金メダルを獲得した土肥圭太選手(中央)と銀メダルを獲得した田中修太選手(左)(Lukas Schulze/OIS)新種目スポーツクライミングの男子複合で金メダルを獲得した土肥圭太選手(中央)と銀メダルを獲得した田中修太選手(左)(Lukas Schulze/OIS)

南米アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで開催されている夏季ユースオリンピック。開幕から一週間が過ぎ、日本人選手によるメダル獲得が順調に進んでいる。

新種目での日本人選手の活躍

特に日本人選手の活躍が著しいのが今回の大会から加わった新競技。ダンススポーツ(ブレイキン)では、日本女子代表のRam(河合来夢、17歳)が個人・混合団体でともに金メダル。男子個人ではShigekix(半井重幸、16歳)が銅メダルを獲得した。

2020年の東京オリンピックでの追加種目にもなっているスポーツクライミングでは日本人男子が金・銀を占める快挙を成し遂げた。

17、18日に行われる空手の試合でも日本人選手のメダル獲得が期待されている。

スポーツダンス女子個人で金メダルに輝いた河合来夢選手(中央)(Ian Walton/OIS)
スポーツダンス女子個人で金メダルに輝いた河合来夢選手(中央)(Ian Walton/OIS)スポーツダンス女子個人で金メダルに輝いた河合来夢選手(中央)(Ian Walton/OIS)

順調にメダルを獲得

日本が得意とされるレスリングや体操、水泳でも日本人選手が順調にメダルを獲得している。

フェンシングの女子フルーレ個人で上野優佳選手(16)が今大会初の金メダルを獲得したのを皮切りに、体操男子の北園丈琉選手(15)は個人総合、種目別の床で2冠を果たし、レスリング女子57キロ級では尾崎野乃香選手(15)が金メダルを獲得している。競泳でも200m平泳ぎで浅羽栞選手(18)、花車優選手(18)がともに男女で金メダルに輝いた。

卓球シングルスで金メダルを期待されていた男子の張本智和選手(15)、女子の平野美宇選手(18)はともに中国選手に破れ惜しくも銀メダルに終わったが、世界中からの15〜18歳の若者たちが参加するユースオリンピックではメダル以上に、この大会を通して若い選手たちが世界を学ぶことの方が大切と大会関係者は語る。

選手村において他国の選手たちとサッカーを楽しむ日本人選手たち
選手村において他国の選手たちとサッカーを楽しむ日本人選手たち選手村において他国の選手たちとサッカーを楽しむ日本人選手たち

ユースオリンピックに参加する意義

そもそもユースオリンピックは国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が2007年に提唱し、2010年から4年ごとに開催されている国際競技大会で、世界中の若いアスリートたちがスポーツの様々な意義を学び、スポーツによる人間形成や異文化交流などの教育面にも重点をおいている。

オリンピックと同様に設置された選手村にはミニサッカーやヨガなどが出来るフィールド、カラオケなども行われるイベントステージ、オリンピックについてやスポーツ倫理などを学ぶことの出来るテントなどがおかれていて、選手たちは他国のアスリートたちと共同生活をしながら色々な事を学べる仕組みになっている。特にユースオリンピックでは「文化教育プログラム(AEP)」と呼ばれる活動が日々行われ、日本人選手たちもアンチ・ドーピングやハラスメントに関する事やアスリートとしてSNSを最大限に活用する方法なども学んでいる。

日常生活においても各国選手は一つの食堂で食事をともにし、普段は交流の無い競技や国の選手たちと言葉や文化の壁を超えて交流を楽しんでいる風景が見られる。

国際競技大会としてもちろん試合結果も大切ではあるが、これから活躍して行く若い日本人アスリートたちにとって本大会は世界を学ぶいい機会になるのは間違いなさそうだ。

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