ヨルダンのアンマンで開催されているTokyo 2020(東京五輪)ボクシング競技アジア・オセアニア予選は、現地時間3月9日に大会7日目を迎え、女子フェザー級の入江聖奈が準決勝に進出。ボクシング東京五輪代表第1号に内定した。
同アジア・・オセアニア予選では、準々決勝に勝ってベスト4入りすれば自動的に東京オリンピック代表に内定する。
女子フェザー級(54-57キロ)の入江聖奈(日本体育大学)は準々決勝で、昨年の世界選手権覇者ネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4―1の判定で破る大金星を挙げた。この勝利で入江は、準決勝進出と同時に、ボクシングの東京五輪代表の日本人第1号、さらに2012年ロンドン五輪から採用された女子ボクシング初の日本人選手となった。
勝利した入江は、「世界選手権のチャンピオンに勝って(代表内定を)決められたのでこれ以上にないくらい嬉しい」と喜び、相手のパンチに怯まず「勇気を振り絞れたのが勝因だと思う」と自ら勝因を分析した。
同9日は、女子フライ級(48-51キロ)の並木月海(自衛隊体育学校)がタイのプロ選手相手の準々決勝に挑む。また、前日の男子ウェルター級(63-69キロ)準々決勝に敗れた岡澤セオン(鹿児島県体育協会)は、残りひとつの枠を懸けた5位決定トーナメントに臨む。
試合の様子は、オリンピックチャンネルの公式サイトから、ライブストリーミング配信で見ることができる(リンク)。