ヤリギン国際大会が現地時間1月23日、ロシア・クラスノヤルスクで開幕した。日本レスリング協会(JWF)は、若手中心で編成された女子選抜チームを派遣。大会初日は、女子55キロ級の東川加奈と同65キロ級の今井海優が24日の決勝に進出。同59キロ級の今佑海は3位決定戦に回った。
23日に行われた日本人選手の試合結果は以下の通り。
■女子50キロ級(18選手出場)五十嵐 未帆(明光ネットワークジャパン)
- 1回戦 不戦勝
- 2回戦 ○ ヴァレリヤ チェプサラコワ(ロシア)
- 3回戦 ● アンゼリカ ベトシキナ(ロシア)
- 敗者復活戦に回れず
■女子55キロ級(17選手出場)東川加奈(至学館大学)
- 1回戦 不戦勝
- 2回戦 ○ ナイリア アブザロワ(ロシア)
- 3回戦 ○ エカテリーナ ヴェルビナ(ロシア)
- 準決勝 ○[5-1]エカテリーナ イザコバ(ロシア)
- 決勝 vs.オルガ ホロシャフツエバ(ロシア)
■女子59キロ級(10選手出場)今 佑海(鹿児島県体協)
- 1回戦 不戦勝
- 2回戦 ○ ナジラ アマンツホロワ(カザフスタン)
- 準決勝 ●[1-1]カディシャット ムルタザリエフ(ロシア)
- 3位決定戦 vs.アナスタシア イアコブレワ(ロシア)
■女子65キロ級(11選手出場)今井海優(自衛隊)
- 1回戦 不戦勝
- 2回戦 ○ ナタリア フェドシーバ(ロシア)
- 準決勝 ○[Tフォール、10-0]アレーナ ティモフィーバ(ロシア)
- 決勝 vs.マリア クズネツォワ(ロシア)
■大会日程(女子のみ)
ヤリギン国際は26日まで開催される。女子の大会日程は以下の通り。
1月23日(木)
- 50・55・59・65キロ級 準決勝まで
1月24日(金)
- 50・55・59・65キロ級 敗者復活戦・ファイナル
- 53・57・62キロ級 準決勝まで
1月25日(土)
- 53・57・62キロ級 敗者復活戦・ファイナル
- 68・72・76キロ級 準決勝まで
1月26日(日)
- 68・72・76キロ級 敗者復活戦・ファイナル
■UWW Grand Prix Ivan Yariguinとは
JWF公式サイトによれば、男女フリースタイルにおける「ロシア最高レベルの大会」とのこと。日本は毎年参加しており、2019年は女子50キロ級の加賀田葵夏(青山学院大学)、同59キロ級の稲垣柚香(愛知・至学館高校)、同76キロ級の皆川博恵(クリナップ)が優勝。その後、加賀田はUWW(世界レスリング連合)U-23世界選手権で優勝、稲垣はUWW世界選手権で8位、皆川は同選手権銀メダル獲得でTokyo 2020(東京五輪)内定を決めた。
なお大会名に冠されているイワン・ヤリギンはソビエト連邦(現ロシア)のレスリング選手で、1972年ミュンヘン五輪と1976年モントリオール五輪の男子フリースタイル100キロ級で金メダルを獲得した。1997年、48歳で死去。
■女子選抜チーム(日本選手団)
- 50キロ級 五十嵐 未帆(明光ネットワークジャパン)
- 53キロ級 今井佑海(日本大学)
- 55キロ級 東川加奈(至学館大学)
- 57キロ級 澤葉菜子(至学館大学)
- 59キロ級 今 佑海(鹿児島県体協)
- 65キロ級 今井海優(自衛隊)
- 68キロ級 宮道りん(日本体育大学)
72キロ級 進藤芽伊(日本体育大学)
監督 齊藤将士(警視庁)
- コーチ 金浜 良(ジャパンビバレッジ)
- トレーナー 佐藤守重(日本スポーツ振興センター)
- 帯同審判 木村章太(岐阜・大垣工業高校教員)、筧田幸宏(山口・徳山高校徳山北分校教員)