新体操

新体操のルールを知って東京五輪を楽しもう!|大会形式や注目選手について解説

文: 渡辺文重 ·

新体操は、リボンやボール、フープ、クラブといった手具を使いながら、音楽に合わせて演技を行い、その技術や芸術性を競う種目だ。オリンピックでは女子のみが競技し、個人と団体で争われる。フェアリージャパン(日本代表)は、自国開催のTokyo2020(東京五輪)で悲願のメダル獲得を狙う。

■五輪で実施される新体操の楽しみ方

東京五輪の新体操は、女子個人と女子団体の2種目が実施される。個人は26名、団体は14チームで争われ、日本は開催国枠として、個人1枠と団体の出場が確定。日本は個人でもう1枠の確保を目指している。日本は自国開催のオリンピックで初のメダル獲得を目指す。シドニー五輪以降、ロシア人選手が個人と団体で金メダルを独占。ロシアを崩す選手・国が現れるかにも注目だ。

■ルール

競技者は13メートル四方のフロアマット上で、手具を用いながら音楽に合わせて演技。これを審判団が、D得点(難度/上限なし)とE得点(実施/最高10点)の合計で採点する。新体操はオリンピックの翌年にルール改正が行われるが、それ以外の年にも、細かく採点基準が変更されている。

団体は、1チーム5人で2回の演技を行う。1回は5人が同じ手具を使って演技を行い、もう1回は2種類の手具を組み合わせて演技を行う。個人の演技時間は1分15秒から1分30秒以内だが、団体の演技時間は2分15秒から2分30秒以内と定められている。また手具難度ではなく、連係(C)がD得点の対象となる。

■大会形式

個人総合は26名が予選に出場。上位10名が決勝に進む。団体は予選に14チームが出場。上位8チームで決勝を行う。

■楽しんで見るポイント

長さ6メートル以上のリボンを絡ませることなく巧みに操り、高く投げ上げた2本のクラブを優雅にキャッチする。微妙な動き1つで得点が変わるなど、新体操のルールは複雑だが、世界トップレベルの選手たちが繰り広げる芸術的な演技には、息をのむばかりだ。

■注目選手

ディナ・アヴェリナ/アリーナ・アヴェリナ(ロシア)

1998年8月13日生まれ。新体操で金メダルを独占するロシアにあって、最も期待されているのが、双子のアヴェリナ姉妹だ。2019年にアゼルバイジャン・バクーで開催された世界新体操では、姉のディナが個人総合で金メダル、妹のアリーナが銀メダルを獲得した。個人は、1つの国と地域から最大2枠。競争の激しいロシアにあって、まずは姉妹そろって東京五輪の舞台に立てるか、注目される。

皆川夏穂(イオン)

千葉県出身、1997年8月20日生まれ。リオデジャネイロ五輪では個人予選16位、翌年の世界新体操では個人種目別フープで銅メダルを獲得した。世界新体操2019個人総合では日本人最上位の13位。日本体操協会は内定を出していないものの、東京五輪出場が有力視されている。