新・国立競技場がメディアに初お披露目 特徴的な外観や施設内部が初公開

文: オリンピックチャンネル編集部 ·

新国立競技場がメディア向けに初公開

東京五輪のメイン会場である新国立競技場がメディア向けに初公開された

12月15日、竣工式に続き、TOKYO2020(東京オリンピック・パラリンピック)のメイン会場となる新・国立競技場のメディア向け内覧会が行われ、木材を使用した大屋根やモザイク柄の観客席などが初公開された。

特徴的な大屋根などふんだんに木材を使用した"日本らしさ"を誇る新・国立競技場

平成27年8月の計画決定から途中の設計変更を経て、4年半をかけて完成した新たな国立競技場。工期は約36ヶ月、述べ150万人が携わった。

47都道府県から集められた約2000平方メートル分の木材は、特徴的な大屋根(の骨組み)と、会場外観から確認できる軒庇(のきびさし)などに使用された。鉄骨とカラマツ、スギを用いたハイブリッドの骨組みは地震や強風による変形を抑える効果があるという。

モザイク柄の観客席や欧米のプロスポーツ会場同様のリボンボードなど、最新の技術も採り入れた

アリーナ内のモザイク柄の観客席は約6万席あり、内・車いす席は約500席設置された。観客席からフィールドが近く感じる作りになっており、どこから観ても臨場感が味わえる。また、欧米のスポーツ会場にも設置されているリボンボード(アリーナを全周した電光ボード)は縦0.96m、全周約640mにおよぶ。フィールド内の全天候型トラックは合成ゴム製で弾力があり、TOKYO2020での高記録が期待できる。

観客席に冷房機器を使わらない暑さ対策として、ミスト冷却設備は8機用意され、アリーナ内の風の流れを変える気流創出ファンは185台が大屋根に設置される。

冷房を必要としない暑さ対策として、場内に風の流れを創り出す「気流創出ファン」は185台設置される

また会場施設内には、LGBTに配慮したオールジェンダートイレや、人工肛門・人工膀胱使用者に対応したオストメイトトイレなども設置され、すべての人が快適に観戦できる施設作りとなっている。

LGBTに配慮したオールジェンダートイレを16箇所、人工肛門・膀胱対象者対応のオストメイトなども27箇所設置する

新・国立競技場では、12月21日(土)にオープニングイベントとなる「HELLO, OUR STADIUM」が開催される。同イベントではドリームズカムトゥルーや嵐のライブに加え、性別や障がいの有無を問わずにチームを組んで行う特別レース「ONE RACE」を実施。桐生祥秀ら日本短距離勢やウサイン・ボルトやパラアスリートが参加する。