日本スポーツ協会、スポーツ活動継続サポート事業を発表…7月8日から申請受付

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が屋外運動時のマスク着用に提言

日本スポーツ協会(JSPO)は7月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、活動自粛を余儀なくされたスポーツ関係団体および個人事業主(フリーランスも含む)を対象に、スポーツ活動継続サポート事業(スポーツ事業継続支援補助金)による支援を行うと発表した。

屋外運動時のマスク着用は非推奨に
屋外運動時のマスク着用は非推奨に屋外運動時のマスク着用は非推奨に

JSPOは、スポーツ活動を再開するためのサポートとして、スポーツ庁の第2次補正予算を活用した補助金を交付すると説明。申請期間は7月8日から10月31日までとなっている。補助対象者、補助対象事業など、詳細な情報は、JSPO公式サイトのスポーツ活動継続サポート事業案内ページで確認できる。

関連:スポーツ活動継続サポート事業(JSPO)

■屋外運動時のマスク着用は「非推奨」と共同声明

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会は7月3日、「新型コロナウイルス感染拡大防止期間中における屋外での運動に際しての注意」と題した共同声明を発表。6つの提言を行った。

共同声明では「運動時のマスク等の着用が、インターネットやマスコミを通じ紹介され」た結果、「屋外での運動実施への誤解や、運動時にはマスク着用が有用であるという認識が高まって」いると懸念を表明。「ランニングのように換気量が増大し、前面からの気流を直接受ける状況では、マスクが安静時と同様の機能を果たすかどうか十分な検討はなされていません」としている。さらに「マスク等の装着は呼吸を制限することから、健康上望ましいとされるやや息が上がる強度の運動の実施も困難」となるほか、「気温と湿度が高い夏季には、マスク等は呼気からの気化熱および顔面の皮膚血管拡張による熱放散を妨げる要因にもなり、熱中症の危険性も高ま」ると、その危険性を指摘。こうしたことを踏まえ、日本臨床スポーツ医学会・日本臨床運動療法学会は、以下の提言を行う。

  1. 運動は、ストレス・生活習慣病・認知症・要介護等の予防・改善に極めて有効です。高齢者や有疾患者、障がい者の方も主治医に相談した上で、これまで通り実施してください。
  2. 屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨いたしません(熱中症や呼吸不全の危険が高まる可能性があり、海外では死亡例もあります)。
  3. 新型コロナウイルスはすれ違った程度では感染しないと言われていますが、空いた場所や時間を選び、少人数(できれば一人)で、信号待ち等も含め2m以上のソーシャルディスタンスを保つようにしてください。
  4. ロッカールームや更衣室などは、三密(密閉・密集・密接)になりやすいので特に注意し、使用後のタオルは他人が触れないように気をつけてください(汗からの感染はありませんが、鼻や口も一緒に拭くことでウイルスが付着する危険性があります)。
  5. 高強度・長時間の運動後には、一時的に免疫機能が低下することがあり、感染予防に気を配ってください。
  6. 国や自治体が屋外での運動を禁止した場合は、それに従ってください。

また、一般向けの資料として、イラストを用いた分かりやすいガイドラインも公開している。

関連:屋外での運動に関しての共同声明・一般資料(pdf形式)

楽しめましたか?お友達にシェアしよう!