【東京五輪】日本代表選手団公式服装・テクニカルオフィシャルユニフォームを発表

文: オリンピックチャンネル編集部 ·

日本選手団のユニフォーム公開 ニッポンを纏うがコンセプト

東京五輪で着用される日本選手団のユニフォームが発表された。白のジャケットに赤のパンツ・キュロットを組み合わせ、日本のカラーを表現している。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は1月23日、Tokyo 2020における日本代表選手団公式服装およびテクニカルオフィシャルユニフォームの発表会を開催。競泳の瀬戸大也やパラ・トライアスロンの土田和歌子ら6人のアスリートが開会式用公式服装を纏い、登壇した。

開会式や式典などで着用する日本代表選手団公式服装は、株式会社AOKIが作成(シューズは株式会社アシックスが担当)。コンセプトは「ニッポンを纏う」で、「東京2020大会の価値の発信」「歴史と伝統の継承」「国民との一体感」を表現している。またオリンピックとパラリンピックの「共生」をテーマに、統一デザインを採用。同一デザインとなるのは、Tokyo 2020が初めてとなる。

デザイン発表に先立ち、大会組織委員会の森喜朗会長があいさつ。2013年9月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたIOC(国際オリンピック委員会)総会にて東京開催が決定した際、招致委員会のメンバーがAOKI製のユニフォームを着用していたというエピソードを披露。「大変縁起が良い」と語った。

日本代表選手団公式服装の発表では、競泳の瀬戸大也、馬場馬術の黒木茜、ウエイトリフティングの三宅宏実、パラ・トライアスロンの土田和歌子、パラ・陸上競技の前川楓、パラ・アーチェリーの上山友裕が、実際に着用して登壇。瀬戸は印象について「ストレッチ性が高く、着ていて疲れない」と語る。黒木は「座って待っていたが、しわが気にならない」、三宅も「とても軽くて着心地も良く、色合いも優しくて気に入っている」と好印象を述べた。

好印象はパラ・アスリートも同様。シドニー、アテネでメダルを獲得、リオデジャネイロ大会にも出場した土田は「これまで以上に良いものになっている」「私は車イスだが、障害に合わせて、上半身と下半身のサイズを測ってもらって、動きやすい」と語る。同じく車イスの上山は「普通のスーツだと、車イスの車輪に袖が触れて黒くなってしまうので、短めにしてもらった」と、要望に応えてもらったことを明かす。

左から黒木茜、土田和歌子、瀬戸大也、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会・鳥原光憲会長、東京2020オリンピック日本代表選手団・福井烈団長、東京2020組織委員会・森喜朗会長、株式会社AOKIホールディングス・青木擴憲代表取締役会長、前川楓、三宅宏実、上山友裕

今回ボトムは選択制となっており、男性はノータックパンツとワンタックパンツから、女性はパンツ、キュロットとボトムから選ぶことができる。その点について前田は「キュロットを選んだことで、義足が見えるところも気に入っている」と笑顔を見せる。

オリンピックとパラリンピックが統一デザインになった点については、選手たちも口々に「1つのチームとして戦える」と歓迎。すでに東京五輪出場の内定を得ている瀬戸は「パラリンピックに良い流れを作れるように頑張りたい」と意気込みを語った。

一方、現在フロリダ遠征中という黒木は「馬術はこれから代表争いが本格化する。人馬管理をしっかりしてケガをしないように注意したい」、まだ内定を得ていない三宅も「このユニフォームに袖を通せるように頑張りたい」と、オリンピック出場に向けて意欲を燃やす。

土田は「生まれも育ちも東京。最高のパフォーマンスを出したい」、前川は「自分の力を全部出して最高に楽しかったと言える、観客にも楽しかったと言われる大会にしたい」とコメント。上山は「リオデジャネイロから帰ってきてから『東京の会場を満員にして金メダル』と言ってきました。最初は『また大きな口をたたいている』と言われていたが、最近は言われなくなってきた。そういう雰囲気になってきたのかなと思います」と、気運の盛り上がりを感じていると語った。

日本代表選手団公式服装の発表会の後、続けてテクニカルオフィシャルユニフォームの発表会が開催された。テクニカルオフィシャルとは、審判などの技術役員のこと。競技の特性などに応じて選べるように、フォーマルウェアとカジュアルウェアの2種類が用意された。

テクニカルオフィシャルユニフォームをモデルが着用。株式会社AOKIホールディングス・青木彰宏代表取締役社長(左端)、東京2020組織委員会・佐藤広副事務総長(左から2番目)、株式会社アシックス・松下直樹取締役常務執行役員(右端)

フォーマルウェアは株式会社AOKIホールディングス、カジュアルウェアは株式会社アシックスが制作。フォーマルウェアでは、ユニセックスデザインのジャケット、スラックススタイルへの統一、ネクタイ・スカーフの自由選択制など、ジェンダーニュートラルな考え方に加え、さまざまな国籍・年齢や着用シーンに対応できるデザインとなっている。