現行発売の厚底シューズは東京五輪で使用可能|世界陸連が発表

ヴェイパーフライを使用する大迫傑はSNSを通じて早期の決着を求めていた(2019年ホノルルマラソン)
ヴェイパーフライを使用する大迫傑はSNSを通じて早期の決着を求めていた(2019年ホノルルマラソン)ヴェイパーフライを使用する大迫傑はSNSを通じて早期の決着を求めていた(2019年ホノルルマラソン)

1月31日、ワールドアスレティックス(世界陸連)が、使用シューズについての規定を発表した。今回の発表された規定では、スポーツ用品メーカー・ナイキの厚底シューズ「ズームX ヴェイパーフライネクスト%」の使用は認められる。4月30日以降、厚さ40ミリ以下、および4カ月以上前に市販されたシューズでないと使用できなくなる。

多くのトップ選手が履き、好記録をマークしている厚底シューズの使用の是非について議論が続けられてきたが、世界の陸上競技を統轄するワールドアスレティックスが新規定を発表した。新たな規定では、競技で使用できるシューズについて、靴底の厚さは40ミリ以下、複数のプレートまたはブレードの埋め込みを禁止、スパイク付の場合は靴底の厚さは30ミリ以下と定められた。加えて、市販されてから4カ月以上過ぎたモデルでないと使用できなくなる。また、市場に出回らない特注品(プロトタイプ製品)も禁止となる。

これにより、これまで市販されてきたナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライシリーズ」は東京オリンピックで使用可能となる。

一方、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が2019年10月にマラソンで1時間59分40秒を記録した際に使用した、超厚底シューズと言われる通称「アルファフライ」は3枚のブレードが内蔵されているため使用できなくなる。「アルファフライ」は、2月1日時点で市場販売されておらず、これまでナイキがキプチョゲにのみに供給していた。

厚底シューズ、ヴェイパーフライシリーズは、コロラド大学とナイキの共同開発で、反発力の強いカーボンファイバーのプレートを靴底に内蔵されている。ここ数年の長距離走界では、「ヴェイパーフライ」使用選手が好記録をマークしていた。

東京五輪マラソン代表選考最終レースとなる東京マラソン(3月1日)、名古屋ウィメンズマラソン(3月8日)を前に使用問題の一応の決着がついた形だが、騒動のさなか、東京マラソン出場を控える神野大地はニューバランス社のシューズを継続して使用することを表明していた。新規定を受け、「この(新しい)ルールのなかでやっていくだけです」とした。

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