空手

【空手】PLマドリード大会を東京五輪の選考対象に…新型コロナウイルス対策で無観客開催

選考対象のPLラバト大会中止を受けて

文: 渡辺文重 ·

世界空手連盟(WKF)は3月11日、KARATE1プレミアリーグ2020マドリード大会(スペイン)を、Tokyo 2020(東京五輪)スタンディング(選考用ランキング)の対象にすると発表した。対象だったPLラバト大会(モロッコ)が中止となったことを受けての措置となる。

東京五輪出場を目指す男子67キロ級の佐合尚人

PLラバト大会は、3月13日から15日に開催される予定だったが、モロッコ政府の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する措置により、6日にWKFが中止を発表。同大会は、東京五輪選考用ランキング「オリンピック・スタンディング」ポイント対象となる、最後の世界大会だった。PLマドリード大会は、4月17日から19日にかけて開催。スペイン政府の指示により、無観客で開催される。

TOKYO 2020 STANDINGS(WKF)

■東京五輪出場枠争いの概要

東京五輪の空手競技は、男女の「形」と男女3階級ずつの「組手」、合計8種目が行われる。1種目10名で争われるが、出場権は5つの段階で決定される。当初の予定では以下の通り。

  1. オリンピック・スタンディング【4枠】(4月6日時点)
  2. 予選大会【3枠】(5月8~10日、フランス・パリ)
  3. 開催国枠【1枠】(6月17日)
  4. 大陸代表枠【2~3枠】(6月17日)
  5. 三者委員会招待枠【2枠】(6月17日)

オリンピック・スタンディングに関しては、PLマドリード大会までが対象となったことで延期。日本は開催国枠「1」を確保しているものの、各国・地域の代表は最大「1」となっているため、第2段階までに出場枠を確保した場合は、返上されることになる。

空手2020東京オリンピック出場選手選考(pdf形式)

■東京五輪、内定を確実にしている日本人選手

東京五輪の出場権はPLマドリード大会後に決定されるものの、いくつかの階級ではオリンピック・スタンディングによる出場権獲得を確実にしている日本人選手がいる。

  • 男子形:喜友名 諒(一般社団法人 劉衛流龍鳳会)
  • 女子形:清水希容(ミキハウス)
  • 男子67キロ級:未定
  • 男子75キロ級:西村 拳(株式会社チャンプ)
  • 男子75キロ超級:荒賀 龍太郎(荒賀道場)
  • 女子55キロ級:宮原美穂(帝京大学職員)
  • 女子61キロ級:未定
  • 女子61キロ超級:植草 歩(JAL)

男子67キロ級では、オリンピック・スタンディング8位の佐合尚人(高栄警備保障株式会社)と同10位の篠原浩人(株式会社マルホウ)、女子61キロ級では同10位の染谷真有美(茨城県職員)と同14位の森口彩美(株式会社AGP)が、日本代表の座を争っている。