日本陸上競技連盟(JAAF)は8月6日、「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」(8月23日/国立競技場)のフィールド種目に出場予定の選手を発表した。6日時点で男子走幅跳の城山正太郎や橋岡優輝、男子走高跳・戸邉直人ら11選手の出場が発表された。
6日にゴールデングランプリフィールド種目の出場選手として発表されたのは、男子走幅跳では日本記録保持者・城山正太郎、2019年世界陸上ドーハ8位入賞の橋岡優輝、津波響樹の3選手。ほかには、男子走高跳日本記録保持者・戸邉直人、男子走高跳日本記録保持者・澤野大地、男子やり投げの新井涼平など11選手の出場が発表されている。なお、11選手の出場は6日時点のもので、今後出場選手が決定次第追加される。
出場が決まった橋岡優輝がJAAF公式ホームページを通じ、次のようにコメントを発表している。
「本来ならばオリンピックがあった時期に、国立競技場で開催される貴重な試合なので、プレ大会の気持ちで最高のパフォーマンスを発揮したいと思います。また、全国的にコロナウイルスが拡大している中、このような試合を開催できるのは医療従事者をはじめとする多くの方々のおかげであり、その方々に結果という形で恩返しできるように頑張ります。今回コロナウイルスの影響で実際に会場に足を運べないという特殊な状況だからこそ、テレビの前からの応援が力になりますので、選手のみんなへの応援を宜しくお願いします。」
セイコーゴールデングランプリ・フィールド種目出場予定選手(8月6日時点)
【男子走高跳】
- 戸邉 直人(JAL):2m35i、2m35i
- 衛藤 昂(味の素AGF):2m30、2m30
【男子棒高跳】
- 澤野 大地(富士通):5m83、5m71
- 山本 聖途(トヨタ自動車)5m77i、5m71i
- 江島 雅紀(日本大学):5m71、5m71
【男子走幅跳】
- 城山 正太郎(ゼンリン):8m40、8m40
- 橋岡 優輝(日本大学):8m32、8m32
- 津波 響樹(大塚製薬):8m23、8m23
【男子やり投】
- 新井 涼平(スズキ):86m83、82m03
【女子走幅跳】
- 秦 澄美鈴(シバタ工業):6m45、6m45
【女子やり投】
- 佐藤 友佳(ニコニコのり):62m88、62m88
※名前右の記録は自己ベスト、2019年シーズンベストの順(「i」は室内大会記録)
「セイコーゴールデングランプリ」は毎年5月に開催され、ワールドアスレティックス(WA・世界陸連)公認の「ワールドアスレティックス・コンチネンタルツアー」ゴールド認定の一大会。例年は国内外のトップ選手が出場する。2020年大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止の観点より、8月23日に延期となった。また国内選手のみの出場に変更される。国内トップ選手のほか、高校生から将来有望な選手を選抜して大会を実施。東京オリンピックのメインスタジアムである国立競技場にて無観客で開催される。大会の模様はTBS系列全国ネットで生中継され、TVerとTBS FREEでもライブ配信される予定だ。
セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京:大会概要
開催日程
- 2020年8月23日(日)
開催会場
- 国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-1)
放送予定
- 地上波:TBS系列全国ネット(午後3時から生中継)
- ネット:TVer、TBS FREE(LIVE配信)