飛込国際大会派遣選手選考会:13歳玉井陸斗、W杯男子高飛込代表ほぼ内定…日本人最年少五輪も

高飛込決勝で見事な追い上げを見せて優勝した玉井陸斗/時事
高飛込決勝で見事な追い上げを見せて優勝した玉井陸斗/時事高飛込決勝で見事な追い上げを見せて優勝した玉井陸斗/時事

2月9日、同5日から開催されていた水泳の飛込国際派遣選手選考会の最終日が行われ、男子高飛込決勝で若干13歳の玉井陸斗(JSS宝塚スイミングスクール)が優勝し、東京五輪最終予選を兼ねるワールドカップ東京大会出場をほぼ確実にした。五輪出場が実現すれば日本人最年少のオリンピアンになる。

同選考会では各種目で、上位2位かつ各派遣選考基準点を越えた選手を4月21日開幕の飛込ワールドカップ東京大会の代表に選考するとしていた。

男子高飛込予選は7日に実施され、玉井は4本目の「逆立ち後宙返り2回・1回半ひねり・自由型(6243D)」以外は70点台を超えるスコアで堂々のトップ通過。同日の準決勝では、従来から安定しない2本目の後ろ宙返り3回半抱え型(207C)が51.15点と大きく落とし、計422.05点で西田玲雄(近畿大学/大阪水泳学校)の426.70点に抜かれ、2位での通過となった。

9日の決勝でも2本目の着水をミスし、苦手意識が出た格好となるも、3本目からの仕切り直しに成功すると5本目で81.60点、6本目で91.80点と完全復調。458.05点で優勝を果たした。

2位の西田も434.30点となり、ともに男子高飛込の派遣選考基準点「419.45点」を超え、いずれもW杯代表にほぼ内定した。

同9日には、女子3メートル飛板飛込決勝も行われ、同種目の東京五輪代表に内定している三上沙也可が320.50点で優勝。榎本遼香(栃木ダイビングクラブ)が309.60点で、派遣選考基準の「303.60点」を超え、W杯出場権をほぼ獲得した。

3世代での五輪出場を目指していた金戸凛(セントラル)は、昨年の世界選手権で痛めた肩の影響から難易度を下げた試技構成で臨んだが、点が伸びなかった。基準点に満たない273.80点で4位となり、五輪出場は絶望的となった。

飛込種目の採点方法は1回の試技に対して、その飛込の難易率と7人の審判の採点0~10点で評価、男子は計6回、女子は計5回の試技の総合点を競う。なお、本大会の結果を受け、ワールドカップ東京大会各代表は25日の日本水連常務理事会で決定する。

飛込国際大会派遣選手選考会・各種目結果(2位まで)

<男子3メートル飛板飛込:選考基準=432.90点>
1位:須山晴貴(島根大学水泳部)462.30点
2位:伊藤洸輝(日本大学)437.55点

<男子高飛込:選考基準=419.45点>
1位:玉井陸斗(JSS宝塚スイミングスクール)458.05点
2位:西田玲雄(近畿大学/大阪水泳学校)434.30点

<男子シンクロ高飛込:選考基準=364.98点>
1位:村上和基(三重体協)/ 伊藤洸輝(日本大学)394.68点
2位:西田 玲雄(近畿大学)/ 金子舜汰(セントラル)381.00点

<女子3メートル飛板飛込:選考基準=303.60点>
1位:三上紗也可(米子ダイビングクラブ)320.50点
2位:榎本遼香(栃木ダイビングクラブ)309.60点

<女子高飛込:選考基準=315.60点>
1位:荒井祭里(JSS宝塚スイミングスクール)327.30点
2位:安田舞(JOCエリートアカデミー)288.15点

<女子シンクロ飛板飛込:選考基準=281.67点>
1位:榎本遼香(栃木DC)/ 宮本葉月(近畿大学)295.80点
2位:安田舞(JOC)/ 金戸凜(セントラル)281.94点

<女子シンクロ高飛込:選考基準=274.92点>※1組のみ
1位:板橋美波(JSS宝塚)/ 荒井祭里(JSS宝塚)289.56点

東京オリンピック代表内定者

【男子】

  • 3メートルシンクロ飛板飛込:寺内健、坂井丞
  • 3メートル飛板飛込:寺内健

【女子】

  • 10メートル高飛込:荒井祭里
  • 3メートル飛板飛込:三上紗也可

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