J1再開に向けベルギー代表トーマス・フェルメーレン「私はここにいてとてもハッピー」

銅メダルを逃した北京五輪についてもコメント

中断されていたJ1リーグが7月4日から再開する。再開を前に、2019年7月からヴィッセル神戸に所属するベルギー代表DFトーマス・フェルメーレンが、オリンピックチャンネルの独占インタビューに応えた。リーグ中断中の過ごし方や日本での生活、今季のヴィッセルでの豊富、さらに北京五輪でのエピソードやTokyo2020(東京五輪・パラリンピック)への期待を語った。

イニエスタ(左)とともにJリーグ再開に臨むトーマス・フェルメーレン/EPA=時事
イニエスタ(左)とともにJリーグ再開に臨むトーマス・フェルメーレン/EPA=時事イニエスタ(左)とともにJリーグ再開に臨むトーマス・フェルメーレン/EPA=時事

新型コロナウイルス危機が始まってから、どのように過ごしていましたか?

トーマス・フェルメーレン(以下TV): 自宅で子供たちや家族と一緒の時間を過ごしてきました。ずっと家の中にいるということは誰にとっても大変だと思います。しかし、私はいつでも戻れるように、可能な限り動ける身体の状態を保つようにしました。インターネットを通したチームのトレーニング・セッションもいくつかありましたし、外を走ることもできました。そうして自分自身のトレーニングをして、子供たちと遊ぶ時間もあれば、勉強を教えることもありました。かなり私にとっては忙しい時間でした。それもすべて慣れないことばかりでしたので。

Jリーグが中止になっている間、何がもっとも困難でしたか?

TV: 試合と競技が恋しかったことです。試合からこれだけの長い間離れるのは初めてでしたし。もちろん数週間の休養は必要ですが、今回のことは突然に起きて、これだけの長い間サッカーからも試合からも離れてしまいました。それらをどれだけ自分が必要としているかもわかっていました。そのことに打ち克つことは困難でした。

日本に来られてから1年になります。もう慣れましたか?

TV: はい、とても慣れたと思います。私はここ(日本)にいてとてもハッピーです。外国の人々は日本に来て慣れ親しむのはとても難しいことだと考えています。ですがチームの人も外部の人も、ここでは皆がとても親切です。ですから私にとってはとても簡単なことでした。それに私は日本の文化がもたらす違いも好きなのです。私は新しいことを学ぶことも経験することも大好きなのです。私はここにいてとてもハッピーです。

ヴィッセル神戸は昨シーズンリーグ首位から23ポイント差をつけられました。どうやってこの差を埋めますか?

TV: それは難しい質問です。私は昨シーズン途中からの参加でしたので。Jリーグで良い成績を挙げるためにもっとも重要なことはつねに安定していることです。私たちは天皇杯を勝ち取ることはできましたが、それは数試合のことに過ぎません。スーパーカップは1試合だけでしたし。しかし長いシーズンを通して、どの試合においても安定していなくてはいけません。試合が行われている中でも安定していなくてはいけません。チームが一丸となって、失点を少なくすること、愚かな間違いを冒さないこと、それができればJリーグでも良い成績を挙げることができるでしょう。

これから年度末までに多くの試合が行われます。非常に過密なシーズンを乗り切るキーポイントは何になるでしょうか?

TV: イギリスで多くの試合をこなした私の経験からすると、“いかに回復するか”がキーポイントになります。身体的なことだけではなく精神的な回復力も試されます。数日ごとにある試合に向けて精神的な準備をしなくてはいけないからです。試合の間によく回復すること、移動についても同じです。自由な時間を楽しむことは回復には必要ですが、羽目を外してしまってはいけません。

無観客、あるいは入場数が制限される試合はチームのパフォーマンスにどんな影響がありますか?

TV: もちろん、いつもより観客が少ないか、あるいは観客がいない前で試合をすることには、誰にとっても奇妙な感じになるでしょう。それはヨーロッパでも同じだと思います。しかし、プロ選手である以上、それでも良いパフォーマンスを出さなくてはいけません。試合への影響はあるかもしれませんが、プロ選手は良いプレイをすることが義務なのです。人々が家で観戦してくれることを知っていますので、私たちは応援されていると感じることができます。残念ながらスタジアムには来れなくても、サポーターはいつも私たちのそばにいることを知っています。

オリンピックもEURO(ユーロ)も延期になりました。2021年も国際試合に出場し続けますか?

TV: 代表メンバーの誰にとっても延期は残念な出来事だったでしょう。私たちはチームとして準備ができていたと思うからです。私個人的にも準備はできていました。1年延期されたことは残念ですが、今ここで来年に起こることについて何かしらの決断をするつもりはありません。私は今も代表チームに呼ばれる準備はありますし、そこで良いパフォーマンスを見せるようにするつもりです。

2008年の北京五輪ではブラジルとの3位決定戦に敗れ、銅メダルを逃した
2008年の北京五輪ではブラジルとの3位決定戦に敗れ、銅メダルを逃した2008年の北京五輪ではブラジルとの3位決定戦に敗れ、銅メダルを逃した

2008年北京オリンピックでの経験について聞かせてください。

TV: あの中国での経験はとても素晴らしいものでした。オリンピックに参加することは特別です。サッカーはあまりオリンピック競技らしくないものですから。今ではもっと普通のことになりましたが、あの頃は特別でした。私たちは良い成績を挙げることができました。惜しいところで銅メダルを逃したのは少し残念でしたが、とても素晴らしい経験でした。あのときのチームメイトの何人かはその後代表チーム入りもしています。最後に銅メダルを逃したことだけが残念でしたが、全体的に見れば、私たちは良いパフォーマンスを見せることができたと思っています。

2020東京オリンピックに観客として訪れたいと思いますか? サッカー以外のどのスポーツに興味があるのでしょうか?

TV: ぜひ観戦に訪れたいと思います。オリンピックは4年に1度のとても特別なイベントですからね。もしできれば、陸上競技を観戦したいですね。2008年では幸運にも陸上競技を観戦できました。またそれができたら嬉しいです。

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