バスケットボール

JBAがバスケW杯総括を掲載:課題はフィジカルとラマスHC、篠山竜青らが指摘

文: オリンピックチャンネル編集部 ·
「FIBAワールドカップ2019」で5戦全敗に終わった“AKATSUKI FIVE”バスケットボール男子日本代表 W杯から見えた課題とは

“AKATSUKI FIVE”バスケットボール男子日本代表は8月31日に開幕した「FIBAワールドカップ」に、自国開催だった2006年以来4大会ぶりに出場した。1次ラウンドでトルコ、チェコ、アメリカ、17-32位決定ラウンドでニュージーランド、モンテネグロと対戦し、5戦全敗に終わった。W杯という世界最高峰の舞台で勝利を手にできなかった日本だが、今回の戦いから見えた課題は何か。日本バスケットボール協会(JBA)の公式サイトには、首脳陣や選手が感じた課題、今後の取り組みなど、W杯の総括が掲載されている。

課題はフィジカル…そもそもフィジカルとは何か?

フリオ・ラマス ヘッドコーチは「守備や戦術の向上も必要」としながらも最重要課題はフィジカルだとW杯を振り返る。ラマスHCは就任直後から食事面も含めたフィジカル向上に努めてきたが、まだまだBリーグのフィジカルコンタクトが少なく、この問題を解決できていない。この点は竹内譲次(アルバルク東京)も同様の意見だ。それでは「フィジカル」とは何か。キャプテンの篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)は単純な身体能力ではないと認識している。身体の使い方などが重要で、それはフィジカルコンタクトの機会を増やすなど“慣れ”で改善できると説明する。一方、NBAに所属する渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)も同様の指摘をしつつ、フィジカルコンタクトを挑む“メンタル面”の重要性を強調した。

1次ラウンド3戦目アメリカ戦で相手選手と競り合う渡邊雄太

JBAは選手たちの声に耳を傾けるとともに、数字的な分析も行い、全国の指導者とテクニカルノートを共有。また育成年代ではフィジカルの問題解決に関する取り組みが始められていると説明する。

日本バスケットボール界は2015年にBリーグがスタート。国内プロリーグが整備されてから3シーズンが経過した。18-19シーズンのBリーグ総入場者数は3シーズン連続増加で259万人を超えるなど、国内の認知度は向上。日本代表もNBAワシントン・ウィザーズにドラフト1位指名された八村塁が合流するなど、W杯での活躍が期待された。しかし結果は全敗。JBAの総括はフィジカル面の課題を指摘しつつ、「日本一丸となって課題克服を目指」すという言葉で締めくくっている。