レスリング世界選手権を4回制したジョーダン・バローズが強さを維持している秘けつとは何だろうか?
また、バドミントンスターのPVシンドゥは、インドのトップアスリートとしてプレッシャーにどう対処しているのだろうか?
アリアーン・ティトマスはケイティ・レデッキーを破るためにいかに備え、2019世界水泳選手権で波乱を起こしたのか?
3人を含む多くのエリートアスリートが使っているメンタルテックニックを、ブリヂストンOlympic Channelの新シリーズOlympic State of Mindを通して紹介する。
Olympic State of Mindとは?
Olympic State of Mindは医療専門家やスターアスリートが登場する動画、記事、クイズ、ゲーム、インタビューを含む、インタラクティブなアトラクション。
Olympic State of Mindの目的は、オリンピアンが用いる以下3つの主要スポーツ心理テクニックを活用して、視聴者に日常における自己改善を実現してもらうことにある。
- Mindfulness(マインドフルネス)
- Visualisation(ビジュアライゼーション)
- Motivation(モチベーション)
以下のブリヂストンアンバサダーをはじめ、さまざまな競技の一流アスリートが出演する:アリアーン・ティトマス、ジョーダン・バローズ、PVシンドゥ、上田藍、トーマス・レーラー、萩野公介、アリソン・フェリックス。
Mindfulness
マインドフルネスとは、周囲の環境や現在行っていることに神経を研ぎ澄まし、今に集中する能力をいう。過去の出来事や未来のことに気をとられない能力だ。
マインドフルネスのメリットとして実感できることには、目先の仕事への集中力アップが挙げられる。さらには、感情をコントロールする力を高めることで、ストレスのかかる状況への対処を改善 できる。
「世界のトップアスリートや、卓越した仕事をしている人たちは、自分の感情をコントロールできていると思う」- ロンドン2012レスリング金メダリストのジョーダン・バローズ
「感情をコントロールするとは、感情を完全に排除するということではない。感情を意識し、認識しつつ、それがパフォーマンスに影響を及ぼさないようにすることだ」
Visualisation
ビジュアライゼーションとは単純に、実現したいことを思い描くことだ。
例えば走幅跳選手なら、自己ベストを更新する自分をイメージしてから、実際に更新する。
これは競技前の不安やストレスの軽減に使われることもある。また、脳に成功をたたき込み、仕事に完全に集中した状態を作り出すためにも使われる。
この原理はスポーツにとどまらず、スピーチや商談の前にも活用可能だ。
「理想を思い描くだけでビジネスを大きくすることができる」- リオ2016やり投金メダリストのトーマス・レーラー
Motivation
モチベーションとは、何かを行う理由である。
モチベーションが重要なのは成功への原動力であり、仕事への献身性を維持するものだからだ。モチベーションが無ければ、ベストパフォーマンスは発揮し難い。
「モチベーションの源が3つある」とトライアスリートの上田藍はOlympic Channelに語る。
「1つ目は達成したい夢を持つこと。2つ目は常にポジティブな姿勢を保ち、笑顔を浮かべること。3つ目は限界を設けないこと。自分で自分に限界を作ってはいけない」- トライアスロン選手の上田藍
とはいえ、モチベーションを探し出すことで、自分で自分に余計なプレッシャーをかけ、それに圧倒されてしまう場合もある。
例えば、テニス選手は家族のために大きな家を買うことを勝利のモチベーションにするかもしれない。しかし、その選手が成功しなかったとすれば、その買いたいという欲求がテニスへの集中力を削ぎ、パフォーマンスに悪影響が出たのかもしれない。
オリンピックマインドを育てるには
Olympic Channelマイクロサイトにて、インタラクティブアトラクションを2019年12月30日から提供開始。
動画や記事、クイズ、ゲームを見て、読んで、楽しもう。Olympic Channel Podcastのスペシャルエピソードも。